ハード面の進化がなかった理由
今回、マイナーチェンジしたサクラはハード面での進化はなかったのはがっかりしたという読者が多いはず。なぜ、今回のマイナーチェンジで電池容量のアップや一充電あたりの航続距離を伸ばしてこなかったのか?
サクラを手がけた日産自動車マーケティング本部チーフマーケティングマネージャー オフィスマーケティングマネージャーの戸井田聡氏はこう語る。
「これまでサクラに乗るお客様の使い方をリアルワールドで調査してまいりました。正直一充電あたりの航続距離180kmは、お客様にもうちょっと伸びないかと言われるのではないかと思っていましたがそうではありませんでした。
充電についてもサクラのお客様は9割がた普通充電が多く、3kW充電器で8時間、一晩で充電できるので満足していただけています。むしろ、冬場に必要なシートヒーターを標準装備としました。冬場に走行距離がガタっと落ちる、他のシーズンとの電費の差が大きくならないようにしました。
このようにお客様の声を聞いて装備を充実させ、使い勝手をよくしました。実のあるところを維持しつつ、価格を安く提案した、ということです。軽自動車のガソリン車ユーザーの方に乗り換えがしやすい状況になっているのでないかと思っています。」。
ユーザーの生の声を聞いて、必要とされる装備を充実させ、価格を下げた。サクラを広く、軽ガソリン車ユーザーに浸透させたいという熱い思いが伝わってきた。
■サクラ=バッテリー総電力量20kWh、一充電あたりの航続距離180km。最高出力64ps/最大トルク19.9kgm
■ホンダN-ONE e:=バッテリー総電力量29.6kWh、一充電あたりの航続距離295km、最高出力は64ps/最大トルク16.5kgm
■ホンダN-VAN e:=バッテリー総電力量29.6kWh、一充電あたりの航続距離245km、最高出力64ps/最大トルク16.5kgm
■ダイハツe-ハイゼットカーゴ=バッテリー総電力量36.6kWh、一充電あたりの航続距離257km、最高出力64ps/最大トルク12.9kgm
さらには2026年夏には軽BEVの黒船、BYDのラッコの発売が控えている。ラッコは約20kWh/200㎞とロングレンジの約30kWh/300㎞の2種類発売される予定だ。サクラはこうしたライバル勢を抑えることができるか、注目していきたい。
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