現在多くのメーカーが積極的に商品化
このリアカメラの映像を映し出すルームミラーは、各メーカーとも積極的に開発を進めていて、トヨタ、レクサス以外に現在市販されているのは以下のとおり。
■日産:インテリジェントルームミラー
日本メーカーで最も幅広く車種展開しているのが日産だ。デイズ、ルークスの軽自動車にもディスプレイ付き自動防眩式ルームミラーを一部のグレードを除き標準装備し、後方だけでなく、インテリジェントアラウンドビューモニターを映し出すこともできる。
■ホンダ:アドバンスドルームミラー
ホンダアクセスが手掛けた、アドバンスドルームミラーとしてディーラオプションで一部を除くモデルに設定している。
■スバル:スマートリヤビューミラー
アイサイトセイフティプラス(視界拡張)として、フロントビューモニターとのセットオプションとなっている。
■三菱:デジタルルームミラー
日産と共同開発したeKシリーズにデジタルルームミラーという名称でオプション設定。機能は日産のインテリジェントルームミラーと同じ。
録画機能を付加したのが新しい
では、新型ハリアーのデジタルインナーミラーは何が凄いのか?
それは、ルームミラーに映し出すのは後方カメラによる映像だけだが、走行中の前後の映像をインナーミラー装着のSDカードに録画できる機能が追加されている点だ。
そう、新型ハリアーのデジタルインナーミラーは、ドライブレコーダーとして使えそうなのだ。
市販のドライブレコーダーでもルームミラー一体型、分離型の商品がすでに販売されているが、自動車メーカーが純正で登場させたのがある意味画期的と言えるだろう。今後、他メーカーも追従する可能性は充分にある。
新型ハリアーは6月17日発売予定で、デジタルインナーミラーの画素数、画角、撮影方法、Gセンサーの有無など、詳細については公表されていないため、性能は未知数だ。
しかし、ドラレコ機能を盛り込んで、全車オプションではなく、一部を除き標準装備していることからも、予測の範囲ながら性能面では問題ないと思われる。
このデジタルインナーミラーは、2.5Lハイブリッド、2LガソリンともZ、G及びZ、Gに設定されるレザーパッケージに標準装備される。
唯一ベーシックグレードのSには標準装備されず、8万8000円のオプションとなっている。もし、Sを購入する場合、メーカーオプションのため後付けできないので注意が必要だ。
新型ハリアーがデビューしてから、実車でデジタルインナーミラーの実力を試してみたいと思うが、今後のトレンドになる可能性も充分にあると思われる。
※上のモデルのように、ルームミラータイプのドライビングレコーダーは数多く販売されているが、ハリアーのデジタルインナーミラーがどのくらいの性能を持っているかに乞うご期待!!
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