新型ハリアーの新兵器はトレンドを先取り!? ルームミラーに新機軸!!

現在多くのメーカーが積極的に商品化

 このリアカメラの映像を映し出すルームミラーは、各メーカーとも積極的に開発を進めていて、トヨタ、レクサス以外に現在市販されているのは以下のとおり。

■日産:インテリジェントルームミラー
 日本メーカーで最も幅広く車種展開しているのが日産だ。デイズ、ルークスの軽自動車にもディスプレイ付き自動防眩式ルームミラーを一部のグレードを除き標準装備し、後方だけでなく、インテリジェントアラウンドビューモニターを映し出すこともできる。

日産デイズ/ルークスに設定されているディスプレイ付き自動防眩式ルームミラー。アラウンドビューモニターの画像も映し出すことができる
軽自動車でデジタルタイプのルームミラーを標準背一定しているのは、日産デイズ/ルークスだけ

■ホンダ:アドバンスドルームミラー
 ホンダアクセスが手掛けた、アドバンスドルームミラーとしてディーラオプションで一部を除くモデルに設定している。

ホンダはディーラーオプションとしてアドバンスドルームミラーを用意。アタッチメント込みで7万4800円でS660にも設定されている

■スバル:スマートリヤビューミラ
 アイサイトセイフティプラス(視界拡張)として、フロントビューモニターとのセットオプションとなっている。

スバルはアイサイトセイフティプラスとしてオプション設定

■三菱:デジタルルームミラー
 日産と共同開発したeKシリーズにデジタルルームミラーという名称でオプション設定。機能は日産のインテリジェントルームミラーと同じ。

eKシリーズは名称は違うが、日産デイズ/ルークスと同じ機能のデジタルルームミラーをオプション設定。夜間でこのクリアな視界がすばらしい

録画機能を付加したのが新しい

 では、新型ハリアーのデジタルインナーミラーは何が凄いのか?

 それは、ルームミラーに映し出すのは後方カメラによる映像だけだが、走行中の前後の映像をインナーミラー装着のSDカードに録画できる機能が追加されている点だ。

 そう、新型ハリアーのデジタルインナーミラーは、ドライブレコーダーとして使えそうなのだ。

リアカメラの映像を表示するルームミラーは数多く出てきているが、新型ハリアーのデジタルインナーミラーは前後映像を録画できる点が新しい

 市販のドライブレコーダーでもルームミラー一体型、分離型の商品がすでに販売されているが、自動車メーカーが純正で登場させたのがある意味画期的と言えるだろう。今後、他メーカーも追従する可能性は充分にある。

 新型ハリアーは6月17日発売予定で、デジタルインナーミラーの画素数、画角、撮影方法、Gセンサーの有無など、詳細については公表されていないため、性能は未知数だ。

 しかし、ドラレコ機能を盛り込んで、全車オプションではなく、一部を除き標準装備していることからも、予測の範囲ながら性能面では問題ないと思われる。

 このデジタルインナーミラーは、2.5Lハイブリッド、2LガソリンともZ、G及びZ、Gに設定されるレザーパッケージに標準装備される。

 唯一ベーシックグレードのSには標準装備されず、8万8000円のオプションとなっている。もし、Sを購入する場合、メーカーオプションのため後付けできないので注意が必要だ。

 新型ハリアーがデビューしてから、実車でデジタルインナーミラーの実力を試してみたいと思うが、今後のトレンドになる可能性も充分にあると思われる。

※上のモデルのように、ルームミラータイプのドライビングレコーダーは数多く販売されているが、ハリアーのデジタルインナーミラーがどのくらいの性能を持っているかに乞うご期待!!

【画像ギャラリー】見れば見るほど美しい新型ハリアーが299万円から買えるのは凄すぎる!!

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