ウェッズのオフロード系ホイールブランドの「ウェッズアドベンチャー」にラインナップしている、1ピースモデルの「MUD VANCE(マッドヴァンス)SD」。今回は、実際にランクル250とノマドに装着してみた印象をお伝えしよう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:池之平昌信
6本のY字スポークがシャープでダイナミック!!
アグレッシブなデザインをコンセプトに掲げ、ほかとは違うインパクトを追求するウェッズのオフロード系ホイールブランド、「ウェッズアドベンチャー」。主にSUV、RV、トランスポーターをターゲットにしている。
この「ウェッズアドベンチャー」ブランドから登場した1ピースモデルの「MUD VANCE(マッドヴァンス)SD」は6本のY字スポークを基調としたデザインで、ダイナミックなセンターへの落とし込みが特徴。
ランクル250に装着された実物を見ると、Y字スポークは足が長く見えて、すっきりとしていながらもオフロード四駆らしいダイナミックさ、タフさを合わせ持っている。
リムフランジには「MUD VANCE」のロゴを彫り込むという演出もこだわったポイントだ。またセンターキャップはこれまでのシリーズとは異なるデザインとなっていることにも注目。
最近のオフロード四駆のホイールは、外周に飾り穴のあるホールが増えているが、これは好みが分かれるところ。しかし、「MUD VANCE SD」のようなシンプルで落ち着いたデザインは、幅広い層に好まれやすい。
「MUD VANCE SD」のカラーは定番人気のフルマッドブラックと、新色のフルマットブロンズの2種類が用意されている。
装着後の満足度は非常に高い!
取材車のランクル250VXには18×9.0Jにヨコハマ・ジオランダーX-ATが装着されていた。推奨タイヤは、オフロード系タイヤのほうがピッタリ。ランクル250にはこの18インチのほか、20インチの20×9.0Jサイズも用意されている。
ランクル250の標準ホイールに比べ、明らかにオフロード四駆らしいタフさが強調されていて、装着後の満足度は高いと思う。
16x6.0JのマッドヴァンスSDにトーヨータイヤ・オープンカントリーA/Tを組み合わせたジムニーノマドも、フルマットブロンズのカラーと、力強いデザインとの相性はバッチリだった。
他の車種としてはジムニー、ジムニーシエラ、デリカD:5、プラド、RAV4など旬なSUVに適合するサイズをラインナップしているのでぜひチェックしてほしい。またデリカD5等後付けオーバーフェンダー向けサイズ(16x8.0J+10 5-114.3)も用意。
伝統のハセスペックIIも選びたい
ジムニーにマッドヴァンスも最高なのだが、実はウェッズには伝統を誇るもうひとつのオフロード系ホイールがある。それがハセスペックIIだ。
シンプルなデザインながら、スポークに施されたえぐれが軽量感をあたえる。このオーソドックスながら洗練されたイメージはどんな4WDにもあうし、本格派のジムニーに装着すれば「本物感」を周囲に与えられる存在だ。
担当もオフロードで試したことがあるが、どんな段差にもへこたれないタフさは他には代えられない。ジムニーだとオフロードタイヤこみで1台分20万円程度の実勢価格になるが、やはりこの本格性能を考えれば妥当だろう。
また防汚コーティングがされており、水をざっと流すだけで泥も落ちやすくなる特性を持っているなど、とことんオフロードを考えて作られている。マッドヴァンスと共に選びたい1本だ。















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