2026年7月22日、東京都内で開かれた日産フォーミュラEチームの「2026 TDK Tokyo E-Prix」記者会見。その会場で、待望の日産リーフNISMOが初公開された。スポーティになった、という言葉では足りないほどの存在感! 走りも見た目もNISMOの哲学が注ぎ込まれた注目モデルだ!
文と写真:ベストカーWeb編集部
会場に現れたリーフNISMOはアスリート感全開!
記者会見の主役はフォーミュラE……と思いきや、会場に姿を現したリーフNISMOに視線を奪われた。実車を間近で見ると、ベースモデルが持つ滑らかなクロスオーバーシルエットはそのままなのに、雰囲気は一変。鍛え上げられたアスリートのような迫力がにじみ出ている。
コンセプトは「駿足のインテリジェント スポーツクロスオーバー」。新型リーフをベースに、日産が培ってきたEV技術とNISMOのモータースポーツ由来の知見を融合したモデルだ。NISMOロードカーが掲げる「より速く、より気持ちよく、安心して走れるクルマ」を、最新の電動クロスオーバーで表現した格好だ。
実車から受ける印象は、とにかくワイドで低い。単に装飾を加えて派手に見せたのではない。「性能向上のためのデザイン」というNISMOの哲学に沿い、ひとつひとつの造形に空力上の役割を持たせているからこその凄みだ。
赤いストライプとダックテールで低く長く見せる!
ボディサイズは全長4415mm、全幅1810mm、全高1550mm。全高はベースモデルと変わらないが、フロントからサイド、リアまでボディ下部をぐるりと囲む赤いストライプが視線を低い位置へ導き、グッと踏ん張った低重心スタイルを演出する。このレッドアクセントは「アルテリアマグマ」と呼ばれる専用色だ。
フロントバンパーには空気を整えながらボディサイドへ導く専用コーナーフィニッシャーを採用。専用ドアロアフィニッシャー、船底形状のアンダースポイラーを備えたリアバンパーも目を引く。
そして視覚的なハイライトが、ボディ後端から後方かつ上方へ延びたダックテール形状のバックドアスポイラーだ。ベースモデルより全長が55mm長くなった理由がこれ。クーペSUV風のリアビューにレーシーな余韻を加え、後ろ姿を一段と精悍に見せている。
専用エアロパーツは飾りではなく、ベースモデルから空気抵抗を悪化させることなくダウンフォースを獲得。まさに性能がカタチになったデザインだ。グロスブラックのドアミラーには赤いラインが入り、足元には軽量かつ高剛性のエンケイ製19インチアルミホイールを装着する。ボディカラーは専用のNISMOステルスグレー2種類を含む全6種類だ。
ピークパワー据え置きでも加速Gは明らかに刺激的!
NISMOだけに最大のハイライトは動力性能だ。B7 NISMOは最高出力160kW、最大トルク355Nm、B5 NISMOは130kW、345Nm。ピークパワーそのものはベースモデルから上乗せされていない。だが、アクセル操作に対する反応と加速Gを専用制御することで、ドライバーが体感する速さを大きく引き上げた。
ベースモデルに用意されるSTANDARD、ECO、SPORT、PERSONALの4つのドライブモードのうち、STANDARD、ECO、SPORTの3モードを専用チューニング。日常走行の中心となるSTANDARDは、扱いやすさを残しながらアクセルを踏んだ際の加速Gを高め、高速道路での追い越しなどでも力強い伸びを味わえる。
ECOは消費電力に配慮した穏やかさを保ちつつ、NISMOのシャシー特性に合わせて応答を最適化。エコモードにありがちな眠さを抑え、アクセル操作に対して素直に加速する設定だ。
SPORTに代えて設定されたNISMOモードは別格。40km/hからアクセルを踏み込んだ直後の加速Gはベース車の約1.2倍、その後の伸びも約1.3倍を維持するという。モーターならではの瞬発力だけでなく、速度が上がってからも加速感が途切れにくい、力強く伸びのある味付けだ。
EV NISMOとして初となる回生ブレーキコントロールパドルも装備。Lv.1ではベースモデルより減速力を弱め、Lv.2~4では強めに設定する。ステアリングから手を離さず減速力を選べるため、ワインディングではリズムよく走れそうだ。
スプリングやスタビライザー、一部のメンバーブッシュも専用品。スイングバルブ付きショックアブソーバーやミシュランPilot Sport 5を組み合わせ、操縦性と乗り心地を両立させている。



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