「ともに歩もう!」豊田章男会長が米国自動車殿堂記念式典で語った未来への呼びかけ

ドライバーファーストとマルチパスウェイ哲学でトヨタを牽引

豊田章男会長は左ハンドルのセンチュリー(もちろんモリゾウ仕様)を会場に持ち込んだ。デトロイトの人々は「OH!CENTURY」と驚嘆の声をあげていた。
豊田章男会長は左ハンドルのセンチュリー(もちろんモリゾウ仕様)を会場に持ち込んだ。デトロイトの人々は「OH!CENTURY」と驚嘆の声をあげていた。

 今回の殿堂入りで、より特徴的なのは、その後のトヨタの「改革」への評価だ。豊田会長は「走る楽しさ(Fun to Drive)」をトヨタの中心に据えるべく、TOYOTA GAZOO Racingを立ち上げ自身がステアリングを握り続けた。     

 「モリゾウ」の名前で耐久レースに参戦し、ニュルブルクリンク24時間レースなどにも出場した。単にモータースポーツを企業イメージ向上のために使うのではなく、自らドライバーとしてクルマを評価し、商品そのものや、ものづくりの思想へとつなげてきた。

 AHFが「driver-first philosophy」、つまりドライバーファーストを強調したのは、まさにこの部分だ。さらに豊田章男会長は開発にとどまらず、イベントなどでも積極的にドライビングを披露し、クルマの楽しさをアピールしてきた。

 もうひとつ大きいのが電動化への考え方である。豊田会長はトヨタが強みを持つハイブリッドを継続しつつ、バッテリーEV、水素技術などにも投資する「マルチパスウェイ」戦略を提唱してきた。電動化をひとつの技術に集約するのではなく、地域、エネルギー事情、ユーザー環境に合わせて複数の選択肢を用意するという発想だ。

 結果としてトヨタは大きな飛躍を遂げた。AHFはこのマルチパスウェイ戦略を豊田章男会長の大きな功績のひとつとして挙げている。

2026年は4名が新たに殿堂入りし豊田章男の名前も刻まれた
2026年は4名が新たに殿堂入りし豊田章男の名前も刻まれた

 ちなみにトヨタ関係では、1994年に豊田英二氏、2007年に豊田章一郎氏、2018年に創業者の豊田喜一郎氏、2022年に大野耐一氏が殿堂入りしている。

 豊田章男氏が評価されたのは、トヨタを単に巨大企業にしたからではない。危機のなかで信頼を取り戻し、モータースポーツを軸にしたクルマづくりを進め、自らハンドルを握り、商品づくりに関わり、さらに次世代パワートレーンでも複数の道を提示した。殿堂入りは、そのすべてが評価された結果だ。

 「経営者でありながら、ドライバーでもあること」。

 そのスタイルによって、トヨタという会社の価値観そのものを変えたこと。それこそが、豊田章男会長が世界の自動車史に名を刻む理由なのだ。

【画像ギャラリー】栄えある式典の直前までテストドライブ!? 豊田章男会長がクルマ界のレジェンド入り!! (6枚)画像ギャラリー

40秒で完了!グーネット買取のかんたん車査定 ≫

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

GRセリカ気になる続報!!「ベストカー 10月10日号発売!」

GRセリカ気になる続報!!「ベストカー 10月10日号発売!」

ベストカー 10.10号 定価 590円 (税込み)  8月のカレンダーをめくり、季節はつ…

あなたの愛車が高く売れる!

電話が一切こない新査定「マイカースカウト」

個人情報入力なし! 営業電話なし! 平均37.5万円UP!※

※ 買取店からの買取提示額(上限額)の差額平均
(2025年10月)

情報登録完了後、すぐに提示価格が届きます まずはお試しください!

登録後の流れ

登録後の流れ 1 愛車の情報を入力 2 買取店から価格が届く 3 提示価格を確認

提供:carview!