英国生まれの本格クロカン「ランドローバー・ディフェンダー」の真打、5ドアモデル「ディファンダー110」が、日本上陸を果たした。そのお披露目は、新型コロナウイルス対策として、YouTubeの生中継によるオンラインイベントとして実施。これもニューノーマルが生んだ新しい形といえる。
とはいえ、やはり実車を確認したいと思うのがファン心というもの。ディフェンダー110の特徴だけでなく、実車確認できる展示イベントの情報も合わせてお知らせしよう。
文/大音安弘
写真/Land Rover
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■世界のクロカンファン憧れの一台が上陸
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、2020年6月17日、ランドローバーの本格派クロカン「ディファンダー110」のジャパンプレミアをオンラインイベントとして開催した。
トヨタ「ランドクルーザー」やジープ「ラングラー」など道なき道を進む本格派に愛されてきた伝統的なクロカンの一台だ。
かつては、シンプルにランドローバーと呼ばれていたが、ランドローバーのモデル拡大を受けて、1990年よりも名称をディフェンダーに変更。2016年の製造中止まで、68年間もの長きに渡り、生産されてきた。一旦は、表舞台から姿を消すも、新型の開発が続けられていることを公表。2019年9月のフランクフルトモーターショーで、新型が発表された。
日本でも2019年11月に日本導入を発表し、最初期導入となる限定車「ローンチエディション」の予約を開始。たった4日間で予約受付を終了するなど、新生SUVとして、日本での注目度が高さを伺わせた。
時を同じくして、ラグビーワールドカップの決勝戦やジャパンプレミアイベントでは、ジャパンプレミアを実施したが、この際、お披露目されたのは、3ドアのショートボディである「ディフェンダー90」のみであった。それがオンラインとはなったものの、日本に上陸した5ドアのロングボディ「ディフェンダー110」が初披露されたのである。
新型ディフェンダーの特徴は、軽量高剛性のアルミ製モノコックボディに、ランドローバーの最新式4WDシステムを搭載。路面や走行状況に合わせて選択できる7種類のモードを持つ車両制御システム「テレイン・レスポンス2」の採用など、悪路走行までを意識した様々な車載システムを揃える。
パワートレーンは、90を含め、全車がガソリン仕様の2.0Lの直列4気筒ターボエンジンを搭載。最高出力300ps、最大トルク400Nm(40.8kgm)を発揮する。
もちろん、クロカンといえど、最新型車に相応しい多機能な新インフォテイメントシステム「Pivi Pro」を採用し、インターネット接続やオンラインアップデートにも対応する。さらにディフェンダーの活躍の場を広める多彩なオプションも自慢のひとつ。そのなかからメーカーが厳選したおススメパッケージを4タイプ設定している。
110シリーズの特徴としては、先にも述べた5ドアのロングボディに加え、2列5名乗車仕様と3列7人乗り仕様が選択できるシートアレンジ、乗り心地と走破性の向上の両立を図る電子制御エアサスペンションの標準化などが挙げられる。
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