トヨタのミドルサイズSUV「フォーチュナー」が、マイナーチェンジした。
この聞きなれないSUVは、海外市場専用車で、日本では購入することが出来ないモデルだ。
しかし、ラダーフレームを備えるなど、タフな本格派の顔を持ち、そのスタイルも、かつてのハイラックスサーフを彷彿させるカッコよさ。
もちろん、日本では普通に買うことはできないが、ちょっと無視できない新SUVの情報をお届けしよう。
文:大音安弘、写真:トヨタ
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本格派の気質を持つ海外専用モデルがマイナーチェンジ!!
2020年6月4日、トヨタは、タイで生産されるPPV(Passenger Pickup Vehicle)の「フォーチュナー」のマイナーチェンジを発表した。
フォーチュナーは、日本にも導入されるピックアップトラック「ハイラックス」とベースを共有するPPV。
つまりトラックベースの多人数乗用車を指しており、SUVのひとつである。そのポジションは、かつての「ハイラックサーフ」に相当する。
日本では廃止されたハイラックスサーフだが、海外名の「フォーランナー」では、今も進化を続けており、より大型モデルとなっている。
そんなフォーチュナーのポジションを、日本のラインアップに当てはめると、RAV4とランドクルーザー・プラドの中間に収まるサイズだ。
そもそもフォーチュナーは、比較的新しいモデルで、2004年に初代がデビュー。トヨタの海外戦略の一環として、海外ニーズの高いピックアップトラックとMPV(多目的乗用車)の生産拠点をタイに移行し、世界中に供給することを目的としたプロジェクトの中で誕生したモデルだ。
現行型となる第2世代モデルは、2015年7月にフルモデルチェンジ。今回、初の大型改良が施された。
ボディサイズは、全長4795mm×全幅1855mm×全高1835mmとやや大きめだが、2750mmのホイールベースを活かした3列7人乗りのシートレイアウトを持つ使い勝手に優れたSUVなのだ。
パワートレインは、2種類の4気筒DOHCディーゼルターボを設定。パワフルな2.8Lエンジンは、204ps/500Nm仕様で、スタンダードな2.4Lエンジンは150ps/400Nm仕様となる。
トランスミッションは、全車で6速ATとなり、駆動方式はFRか4WDとなる。
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