「例外」として地震被害が補償される特約もある!!
ここまで読んで「復旧作業の場合はともかく通常、地震で車が壊れても保険はおりないんでしょ?」と思った方もいるだろう。実は、地震の被害も対象となる保険の「特約」がある。
「当社では地震・噴火・津波車両全損時一時金特約があり、この特約を付ければ、(地震等の被害でも)最大で50万円の保険金をお支払い可能です」(前出の損保ジャパン日本興亜広報担当者)
注意したいのは、最大でも保険金は50万円までという点。場合によっては被害のすべてをカバーできるわけではないが、知っておいて損はなし。
ちなみに、この『地震・噴火・津波車両全損時一時金特約』は、年間5000円(一括払いの場合)の保険料を払うことで、車両保険に付けることが可能だ。
台風や豪雨など一般的な災害の被害なら保険は「降りる」
では、地震以外の災害の場合、通常の車両保険は降りるのだろうか。
「台風や竜巻、洪水、ひょう害、落雷などの自然災害は、“一般補償”に該当するので、一般的な車両保険に入っていれば(保険金を)お支払いできます」(同)
10月は特に台風が多い季節だが、このように地震(津波も含む)と火山の噴火以外の自然災害で受けた車の被害は、通常の車両保険の補償対象となる。
支払金額は、契約時に決めた『車両保険金額』によって、購入後1年未満に全損した場合なら、原則的に車の購入金額に近い額が支払われる。
ただし、購入後2年、3年と年月が経過すると、車両保険金額の上限は下がり、支払われる金額も自ずと下がるので注意が必要だ。
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