日産マキシマ:北米で健在!!
日産マキシマは、1981年にブルーバード(910型)をベースに北米で販売する日産ブランドの最上級セダンとして登場し、日本での販売されたのは2代目(1984年デビュー)との3代目(1988年デビュー)だ。
2代目はブルーバード(U11型)のフロントを90mm延長し、2L、V6SOHCエンジンを搭載し、ブルーバードと差別化されていた。1984にデビューした時にはブルーバードマキシマだったが、後にマキシマに変更された。
日本車初のV6搭載のFFと話題になったが、ブルーバードとデザインが変わらず、単なる上級モデルにしか認識されなかったため、トヨタのマークII3兄弟の相手になり得ず。
3代目は2代目の苦戦を受け専用ボディが与えられ、全幅が1760mmの日本車初の本格3ナンバーボディで登場。エンジンも3L、V6を搭載し上級移行した。
しかし、クラウン、セドリック/グロリアでさえ5ナンバーサイズだった当時、マイナーな存在であるマキシマにとってはオーバークォリティで、販売向上にはつながらず苦戦。ただ、広くて快適なリアシートは好評だった。
3代目マキシマは1993年に日本仕様が生産中止となり、その後はセフィーロに統合された。
これでマキシマの車名は初代以来、輸入車専用となってしまった。
マキシマは北米ではスポーツセダンとして人気で、8代目の現行モデルは2015年にデビュー。全長4897×全幅1859×全高1435mmのミドルクラスセダンとして進化を続け、エンジンは3.5L、V6DOHCを搭載している。
次期モデルは2021年に登場し、100%EVセダンとなるという情報もある。
ティアナが日本マーケットから消滅したこともあり、マキシマが再び日本で販売される可能性はゼロではなさそうだ。
ホンダシティ:アジアで健在!!
ホンダのリッターカークラスのコンパクトカーとして1981年にデビューしたのがシティで、当時としては珍しい背の高い『トールボーイコンセプト』がウケて大ヒット。
ターボ、ターボII、カブリオレなどどれも話題になったホンダの歴史に残る名車だ。
その後を受けて登場した2代目は販売不振となり、1995年に生産終了となった。まさに天国から地獄とはまさにこのことだろう。ロゴが後継車となり、これをもって日本でのシティの販売は終了となった。
しかし、そのシティの車名は日本でシティが消滅した翌年に、アジア向けの小型セダンの車名として復活。それは現在も継続されている。
海外向けセダンのシティは初代、3代目は日本では販売されなかったが、2代目はフィットベースのセダンを2002年から2008年までフィットアリアの車名でタイから輸入するかたちで日本で販売された。
2020年に日本での販売を終了したグレイスは、4代目シティの日本仕様として2014年から販売され、グレイスは専用1.5Lエンジン、1.5Lハイブリッドをラインナップしてシティと差別化されていた。
そのシティは2019年にタイでフルモデルチェンジされ、全長4553×全幅1748×全高1467mmと日本では3ナンバーサイズとなるため、グレイスまたはその後継モデルとして日本に導入される可能性は低いと思われる。
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