なぜトヨタのFCV技術が鉄道に!? JR&日立と“水素電車”開発の舞台裏

FC電動車両は22年に試験走行開始! トヨタはどの部分を開発?

燃料電池装置はトヨタが供給し、主回路用蓄電池と電力変換装置は実績のある日立が供給する
燃料電池装置はトヨタが供給し、主回路用蓄電池と電力変換装置は実績のある日立が供給する

 FV-E991系と名付けられたFC電動車両のスペックは、FC側が60kwスタックを4基に、水素タンクは70Mpa・51Lタンク5本を1ユニットとして、これを4ユニット(合計20本)。これはトヨタが供給。

 駆動系については、95kW電動機×4をVVVF(可変電圧可変周波数)インバータで制御し、120kW hリチウムイオン電池2基でエネルギー回生を行う。このあたりは、すでに実績のある日立が担当する。

FV-E991系ひばりと名づけられたこのFC電動車両は、2022年3月頃から鶴見線、南武線尻手支線、南武線(尻手~武蔵中原)で試験走行を開始する予定
FV-E991系ひばりと名づけられたこのFC電動車両は、2022年3月頃から鶴見線、南武線尻手支線、南武線(尻手~武蔵中原)で試験走行を開始する予定

 ひばり(HYdrogen-HYBrid Advanced Rail vehicle for Innovation)と名づけられたこのFC電動車両は、2022年3月頃から鶴見線、南武線尻手支線、南武線(尻手~武蔵中原)で試験走行を開始する予定。

 粛々と進行するトヨタFC戦略の鉄道バージョン。鉄っちゃんならずとも、早く見てみたいものですね。

【画像ギャラリー】新型MIRAIと3社提携開発する“水素電車”をみる

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