奥深さと可能性は無限大!! ミニ四駆が大人も子供も惹きつける理由


研究所渾身の2台ホンダeミニ四駆

写真右からレッドブル・ホンダ、アルファタウリ・ホンダ、開発テスト車両のカムフラージュ柄を模したカラーリングを施した3台。非常にハイレベルな仕上げ

 今回のレースで最も目をひき、圧巻だったのは、ホンダ開発チームのミニ四駆マシンだ。

 エクステリアはホンダのデザイン部が手掛け、栃木はアルファタウリ、和光はレッドブルのF1マシンをモチーフとしたカラーリングが施されていた。ともにF1チームの公認で、製作過程において、2回のダメ出しによる修正を経て完成したという力作。

 ミニ四駆は多種多彩なパーツによりチューニングできるのが魅力だが、研究所チームの2台のマシンについては、タミヤワークスも注目するほどのマシンに仕上げられていた。

 それぞれが最速を目指し、意地をかけて独自のチューニングを施しているのも執念を感じる。

 軽量化のためにカーボンパーツも多用、F1マシンのバージボードを想起させるヒドゥンSide提灯(提灯)、ハイパーダッシュ3モーター、超速ギア、中空プロペラシャフトなどなど、数え上げたらきりがない。

タミヤワークスの方々も研究所のマシンのチューニングレベルには驚いていた。ミニ四駆にはスペシャリストを熱中させる奥深さ、楽しさがある

 軽量化と同時に、パーツの取り付け位置を低重心化するなど、実際のクルマの開発と変わらない徹底ぶり。

 大人げない(笑)ように思えるかもしれないが、スペシャリストがこだわり抜いたこの研究所チームのマシンに、子供だけでなく大人をも熱中させる要因が凝縮されているように思える。

初心者は何をするのが先決か?

 レースで無残な結果に終わったというレポートだけでは、読者諸兄には何のメリットもない。ミニ四駆初心者、これからやってみようという人は何をすべきなのかについて、タミヤワークスの方から聞き出したのでお伝えしたい。

■モーター
 ミニ四駆を速く走らせたいと思ったら、まずモーターの交換が先決。これは実車と同じで、よりパワー、トルクのあるモーターを搭載することが常套手段。

 そのモーターもいろいろな特性のものが用意されていて、コースに合わせて交換するのが常識とのことです。

 ただし、高性能でも公認競技会で使用できないものがあるので、レギュレーションを要チェック。

ホンダ研究所が独自チューニングしたシャシー部分。カーボンパーツなどを多用して軽量化。モーターもハイパワーのものに交換。ノーマルとの違いは歴然

■バッテリー
 ミニ四駆は単3電池を2本使用するが、電池なんてみんな同じと思っているかもしれないが、それは大きな間違いで、ニッケル水素電池がオススメという。

 また、一発の速さが必要な予選などでは、新品電池に交換するのも当然ながら得策だ。

■ローラー
 ミニ四駆は前後4カ所に装着されているローラーをコースの壁に当てて曲がる。つまり、ローラーはミニ四駆のステアリングに匹敵する。そのため、素材、大きさ、取り付ける高さによりコーナリング性能が著しく異なる。

 いろいろなパーツを試して、データを蓄積することにより、セッティングの幅が広がる。

レギュレーションでローラーは合計6個装着することができる。ミニ四駆のステアリング機能の重要なパーツで、取り付け高さひとつで挙動が変化

 そのほかタイヤの太さ、素材、マスダンパー&ブレーキ(シャシーの下側に貼る)、軽量化などなど、手を出せばきりがない。これが奥深さだ。

 多種多彩なパーツでいろいろチャレンジしてもらいたいが、初心者はあまり欲張らないほうがいいだろう。上記3点に絞って成果を出してから、次のステップに進む。

 さらにコース特性によってもマシンのセッティングは違うので、楽しみ方、マシンを速くするチューニング方法は無限大にある。

 最後にアドバイス。実車でも同じだが、チューニングする際は、複数のパーツを一度に試さないのが鉄則。

 例えばローラーとタイヤを同時に変更すると、速くなってもどっちの効果が出ているのかがわからなくなる。面倒でもひとつずつコツコツ、これがチューニングのキモだ。

 これからミニ四駆を始めようとしている人、初心者の健闘を祈る!!

速くても曲がり切れずにコースアウトすると失格となるため、バランスが重要になってくる。チューニングを上達させるには、試行錯誤の繰り返しあるのみ!!

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