■ランクルプラドは2022年夏の世代交代で調整か
トヨタは2022年夏にもランドクルーザープラドをフルモデルチェンジする方向で開発を進めている模様です。
ランドクルーザー300の次期型発売が2021年中であり、その翌年の世代交代となります。
次期型のプラドはキープコンセプトの一新ですが、新たにTNGAによる開発技術が採用されます。
さらに、最新の安全装備であるトヨタセーフティセンスや12インチナビが装着可能なディスプレイオーディオを標準装備します。
パワーユニットは2.5Lガソリンターボと2.8Lクリーンディーゼルを搭載する見込みです。
これによってトヨタのSUVラインナップはベーシックコンパクトからラグジュアリークラスまで、すべて新世代モデルが整うことになります。
■2020年の登録車販売、ホンダが日産を抜き初の2位に浮上!
ホンダは国内登録車販売で、2020年初めて日産を抜き2位に浮上しました。1から12月までの累計は、日産が26万6289台(9.2%)であるのに対して、ホンダは29万3800台で3万8690台(10.2%)と、台数で約3万台、シェアにして1%近く引き離した形です。
2019年の販売台数は日産36万7514台、ホンダ35万7242台で、日産が1万272台の差で2位でした。これまでも日産が2位を維持していて、ホンダが2位になることはありませんでした。
ホンダはこれまでフィットを筆頭にフリード、ヴェゼル、ステップワゴン、オデッセイ、シャトル、シビック、CR-Vと乗用車を中心に多彩なモデル展開をしてきたのが功を奏しています。
これに対して日産はノート、セレナ、エクストレイルと、主軸モデルの数が少なく、ホンダに対する強みは商用車がカバーしていたのです。それが、主力の乗用3車種はデビューから年数が経ち、商用車もコロナ禍の不景気でマイナス幅が拡大したのが足かせとなっています。
ただ今後の日産は新規に投入したキックス、新型ノートを皮切りに多数のニューモデル展開で巻き返しに出るのは確実であり、両社の戦いは新局面でさらにヒートアップすることが予想されます。
■スズキ、新型ソリオの売れゆきは好調な立ち上がり
11月25日に発表、12月4日に発売したスズキの新型ソリオの売れゆきが好調な立ち上がりを見せています。12月上旬現在の納期は約3カ月待ちであり、年初から月販4000台以上で売れそうな状況となっているのです。グレード別では標準タイプの上級仕様であるMZの2WDを中心に受注が進んでいます。
新型ソリオは、12月末までに成約すると11万円分の用品をサービスするなどの増販攻勢をかけています。
■ハスラーとタフト、デッドヒートを展開中!
スズキハスラーとダイハツタフトが抜きつ抜かれつの販売競争を展開しています。
6月に発売したタフトが3カ月後の10月にハスラー超えを達成し、このまま引き離すと思われましたが、11月はタフト6503台の販売実績に対してハスラーは6579台とわずか76台差で抜き返しました。
これだけ僅差で同じような台数になっているということは、お互いが意識して競い合っている証拠といえます。
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