キャデラックCT5は世界にライバル不在!? これぞ高級アメ車ど真ん中!!

■ATの滑らかさにキャデラックの伝統があるが……

 ということで試乗といきましょう! 1500回転から3500ccと同等の35.6kgmを発生することもあり、けっこう元気よく走り出す。

ライト類のあしらいなどに個性と美しさを感じさせるフロント
ライト類のあしらいなどに個性と美しさを感じさせるフロント

 ちなみにATはトルコン10速! 伝統的に変速ショックはまったく感じない。キャデラックに乗る機会あったら、ATの滑らかさをぜひ味わってほしいと思う。ターボラグは若干ある。

 まぁキャデラックにはドッシリした乗り方が似合います。

インパネのテーマは「最先端をシンプルで美しく」。計器類は12インチのデジタルメーターディスプレイに映しだされる
インパネのテーマは「最先端をシンプルで美しく」。計器類は12インチのデジタルメーターディスプレイに映しだされる

 また、最近のキャデラック、ニュルブルクリンクなどを走り込んでいるため、ハンドリングは「ユルい乗り味のアメリカ車」というステレオタイプを持っていると、シャープで驚くだろう。

 高速走行時のスタビリティだって文句ないレベル。

 ただ、私としちゃ「もう少し柔らかい味付けならよかったな」。日本においてはベンツやBMWと同じ層が買うと思えない。というか違う味付けにニーズあると考える。

丹念なステッチで縫いあげられたシート。写真はサハラベージュがメインカラーで他に2色ある
丹念なステッチで縫いあげられたシート。写真はサハラベージュがメインカラーで他に2色ある

「やっぱりいいね!」なのがオーディオ。BOSEは多くの車種にオーディオを供給しているけれど、キャデラックのみ別格。

 多くの車種のBOSE、私は「あかんな」。キャデラックのBOSEを鳴らすと、気分がアガリます。

 なかなか魅力的なのが560万円という価格設定。クラウンの最上級モデルと比べたって大差なし。装備内容を考えたらお買い得感すら出てくる。自動ブレーキなどもしっかり装備されてます。

シャープさを感じさせるね、と国沢氏
シャープさを感じさせるね、と国沢氏

●キャデラックCT5のポイント

1. 躍動を感じさせるスタイル。エレガントかつ逞しいファストバックスタイルが個性を放つ

2. ライト類の仕上げ、エアロダイナミクスの最適化、室内空間など「質」に対するこだわり

3. インテリジェントな高性能。低回転域から鋭いレスポンスを実現する2ℓターボを搭載

●キャデラックCT5 スポーツ 主要諸元
・全長×全幅×全高:4925×1895×1445mm
・ホイールベース:2935mm
・車両重量:1760kg
・エンジン:1997cc 直4DOHCターボ
・最高出力:240ps/5000rpm
・最大トルク:35.6kgm/1500~4000rpm
・トランスミッション:10速AT
・価格:620万円

【画像ギャラリー】まさに「別格」の佇まい! キャデラック CT5をギャラリーで見る

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