現在、50代以上のおじさんが若者だった頃、持っているクルマによって、女にモテる、クルマで見栄を張ることがステイタスという、令和の今では考えられない時代だった。
時はバブル全盛期(1986~1991年)、女にモテるか、見栄を張れるか、そんなことばっかり考えていた男たちが多かったのだ。
そこで、今回は、この令和の時代に、見栄を張れて、激安な輸入中古車はないのか、探してみた! いったいどんなクルマが令和の時代に出てくるのか、楽しみだ!
文/伊達軍曹
写真/メルセデスベンツ、BMW、ボルボ、ベントレー
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■令和の時代にクルマで見栄を張れるのか!?
冒頭の文を読んだ人のなかには、「クルマで見栄張るとか、今どき意味わかんねえし! 昭和かよ! 」、「ぷぷっ。お金持ちに見られると思ってるのは本人だけで、周りはみんな『あ~、貧乏な奴が無理して中古の輸入車買ったんだなぁ』って思ってるだけですよ。ぷぷっ」
あとはまぁストレートに「これ書いた奴バカじゃねえの?」といった感じだろうか。そういった指摘(?)も、もちろんわかるつもりではある。
しかし、人間の心の奥底というのはヤフコメ以上に混沌としているものだ。どれだけ澄ましていても、人間の心の奥底には「人から偉いと思われたい」、「貧乏人と思われるよりは、金持ちだと思われたい」、「ナメられたくない」、「モテたい」などの、あまり格好良くはない感情が渦巻いている。当然、筆者の奥底にもそれはある。
そんなドロドロとした生身の感情を持つ「格好悪い生き物」だからこそ、私はは「クルマで見栄を張る」という行為を否定しようとは思わない。いや、むしろ応援したいとさえ思っている。
だが中古の輸入車で見栄を張るのは、決して簡単なことではない。車種選択をほんの少しでも間違えると、「ぷぷっ。本人はカッコいいと思ってるみたいだけど、周りから見ると……」という、トホホでダサい状態になってしまうのだ。
そこで本稿では、筆者の25年にわたる輸入中古車記者経験のすべてをかけて、5車種の「激安だけど見栄を張れる中古輸入車」を本気でピックアップしたいと思う。本気で見栄を張りたい方は、心して読んでいただきたい。
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