近年、クルマにまつわるキーワードで最も注目を集めているのが「安全装備」だ。その歴史を見ていくと、古くはボルボが初搭載したシートベルトに始まり、衝突安全ボディ、そして衝突被害軽減ブレーキまで、年代ごとに次々とエポックな安全装備が登場してきた。
人々の生活を便利に、そして豊かにしてくれるクルマだが、万が一の事故の際には大きな被害を生み出してしまう側面も持ち合わせている。そういったアクシデントが起こった際に被害を最小限に留めるために開発されてきたさまざまな安全装備は、社会の変化に合わせて、時代ごとに搭載の義務化も図られている。
そこで今回は、さまざまな安全装備の国内における歴史を振り返りながら、これらが義務化された流れをみていこう。
文/小鮒康一 写真/フォッケウルフ、トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業、SUBARU
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