2021年6月27日に開催された「第99回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」(米国・コロラド州)において、横浜ゴムのADVANレーシングタイヤ装着車が2部門でクラス優勝を果たした!
今大会で、横浜ゴムは13台のマシンにADVANレーシングタイヤを供給。そのうち、2台がクラス優勝、クラス2位が1台、クラス3位が1台、計4台が表彰台に上がった。
文/ベストカー編集部 写真/横浜ゴム
【画像ギャラリー】パイクスピークを駆け上がるマシンの勇姿がここに!
ヨコハマタイヤ装着車両がパイクスピークで大活躍!
ヨコハマタイヤがサポートする車両のうちクラス優勝したのは、パイクスピークオープンクラスのRaphael Astier選手が駆る「2015 Porsche BBI Turbo Cup」、エキシビジョンクラスのRandy Pobst選手「2021 Tesla Model S Plaid」の2台。
また、オープンホイールクラスで2位を獲得したCodie Vahsholtz選手は、昨年、「ADVAN A005」を履いて総合優勝を飾ったClint Vahsholtz選手のご子息。今回、父・Clint Vahsholtz選手が駆った昨年度の優勝マシン「2013 Ford Open」を受け継ぎ参戦し、見事表彰台に登った。
さらに、タイムアタック1クラスでも3位を獲得するなど、ヨコハマタイヤ勢が大活躍。
なお、「ADVAN A052」のワンメイクで競われる「ポルシェ パイクスピークトロフィー by Yokohama」クラスではTanner Foust選手がクラストップでフィニッシュしている。
「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」って?
「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」とは、1916年から開催されている伝統あるヒルクライム競技。別名「雲へ向かうレース」と呼ばれており、標高2,862mのスタート地点から標高4,300m にあるゴールまで約20kmの曲がりくねった山道(舗装路)を一気に駆け上るタイムアタックレースだ。
スタート地点からゴールまでの標高差1430m、トップセクションでは富士山よりも高い場所を走ることになるため、気圧変化や酸素濃度減少による負荷が大きく、ゴール付近では標高の高さに起因する酸素不足により、マシンパワーが約30%ダウンする。通常のレースに比べ、マシン、ドライバー共にタフさが必要とされるレースなのだ。
そのため、酸素濃度で出力が大きく左右される内燃機関車より、酸素濃度にかかわらず安定した出力を発揮できる電気自動車がパイクスピークで活躍中。これまでも、横浜ゴムは電気自動車へもタイヤを供給しており、2010年から3年連続で電気自動車の最高タイムを記録し、クラス優勝も果たしてきた。
次ページは : 第99回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム、ADVANレーシングタイヤ装着車両のリザルト一覧
コメント
コメントの使い方