TOYO TIREから人気シリーズに待望の国内モデルが追加! なんとOPEN COUNTRYシリーズにH/TⅡが加わったのだ。見た目のシブさもさることながら実際の走りはどうなのか? ベストカーWebが試乗会の様子をお伝えする。
文:加茂 新/写真:TOYO TIRE
【画像ギャラリー】ホワイトリボン復権!? デリカミニに似合いすぎる新タイヤを隅々写真で!!!!(10枚)画像ギャラリー見た目からイケイケなサイドデザイン
OPEN COUNTRY H/TⅡは人気のOPEN COUNTRYシリーズに新たに登場した、より市街地や高速道路に性能をフォーカスしたモデル。H/TⅡはハイウェイテレーンのこと。もともと海外では展開されていたH/Tの後継モデルで、H/TⅡとなり国内導入となった。
パターンはアスファルト路面を想定してショルダーのグルーブ(縦溝)をストレート化。そのグルーブの一部はディンプル付きのワイドグルーブとする。このディンプル付きとは、溝の断面を減っていくと広がるようにしてあることで、摩耗後の排水性を保つように設計されている。
タイヤの断面形状はサイズによって2種類を用意。205幅以下はラウンドショルダーとして、一般的なオンロードタイヤ的な形状。215幅以上のサイズはスクエアショルダーとして、ワイルドなイメージを持たせている。
そして、注目なのがサイドデザインのホワイトレターとホワイトリボンの設定。SUVサイズはホワイトレター/ブラックレター。コンパクトSUVにはホワイトレター、軽自動車向けサイズにはホワイトリボンを設定する。
おしゃれさんな街乗り派にもオススメ!
今回は市街地と高速道路を想定した直線&オーバルコースでデリカ・D:2に装着。比較対象はOPEN COUNTRY R/T。こちらは本格的なオフロードにも対応するラギッドテレーンタイヤ。
見た目から想像するゴツゴツ感とはかけ離れたスムーズな乗り味は高速道路同等の速度からバンクを100km/hで曲がっても違和感はない。
しかし、OPEN COUNTRY H/TⅡは遥かに上回る性能を持つ。
まず、走り出しから至って快適。ノイズも静かでいわゆるオンロードタイヤと遜色がない。バンクではR/Tを上回る安定感と操作性を実現。
高速道路の合流ループを相当のハイペースで曲がるような状況でも、安定してコーナリングしていける。R/Tと比較するのは酷であるが、H/TⅡのオンロード性能はもちろん圧倒的に高いと言える。至って普通に使えるタイヤだ。
それでいてホワイトレター、ブラックレターだけでなくホワイトリボンがあるのは大きなポイント。軽自動車のカスタムにおいてホワイトリボンとこのH/TⅡのデザインは大きなアクセントにすることができる。
OPEN COUNTRYを履きたいけれど、正直オフロード走行したりキャンプに行く予定もない。でも、ちょっとワイルドなタイヤを履きたいが、普段乗りの静粛性やハンドリングを損ないたくない。そんな欲張りなカスタムとハンドリングの両立を可能にした新たな立ち位置のタイヤである。













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