復活第2弾、KB4はリアラジエター構造で差別化
そして復活第2弾モデルとしてアナウンスされていた「KB4」の続報も届いた。
本作は、カワサキのNinja1000SXの直4ユニットを、ビモータのお家芸である鋼管トレリスフレームに搭載したFUNスポーツ。元々のNinja1000SXは、141psを発生する直列4気筒をアルミフレームに搭載したスポーティツアラーだが、KB4は独自フレームで大幅な軽量化が期待できる。
ビモータ本国のフェイスブックで公開されたティザー画像や動画によると、やや大柄なNinja1000SXがベースとは思えないほどコンパクト。Ninja1000SXの車重236kgからダイエットにも成功しているはずだ。クラシカルな丸眼とフルカウルを組み合わせ、ビモータならではのデザイン性も満足できる仕上がりだろう。
また、ラジエターをエンジン前面→リヤに移設したとのウワサも。このビモータらしい革新的な構造によって、Ninja1000SXの軸間距離1440mmから大幅なショートホイールベース化が期待できる。ベース車と一味違う俊敏スポーツとして楽しめそうだ。
情報筋によると、発表は「2021年11月末に開催予定のミラノショー」が予想される。KB4の国内取り扱いは不明だが、こちらも全国のカワサキプラザで購入可能になることを期待したい。
懐かしくてカッコイイ、ビモータ+Z900RS=KB5が欲しい!
さらに国内でビモータの人気を盛り上げる起爆剤として、本誌では“KB5”(仮称)を提案したい。
KB5は、大型クラスで国内ベストセラーを記録しているZ900RSに、独自のキットを与えたネイキッド。元ネタは、知る人ぞ知るビモータ製Z1用キットだ。実はこのキット、1978年にビモータが発売した公道モデル=KB1より古く、カワサキ×ビモータの原点「KB0」と呼ぶべき存在。
カワサキZ1向けのスイングアーム、星形マグネシウムホイール、シート&外装などがラインナップされ、日本にも何セットか輸入されたようだ。その「KB0」を再現したKB5こそ、カワサキ×ビモータのコラボを祝い、カワサキモータース発足の記念碑的マシンに相応しいだろう。
KB5を投入すれば、2016年末からほぼ変更がなく新味に乏しくなってきたZ900RSにテコ入れすることも可能。ヨーロッパ圏においてKB5は一段と歴史的な重みとインパクトがあり、日本国内とは別路線でZ900RSの販促につながる……といいこと尽くめなのだ。
分社化によって収益性を上げる必要性があることから、2021年に復活した“メグロ”ブランドに続いて、オジサンライダーからの注目度が高いビモータに力を入れる。そんなカワサキのシナリオを予想したい。
ゆくゆくは、Z550FXベースであるKB2の現代版として、ZX-25Rの直4を積んだミドルクラスも……。カワサキとビモータのコラボは夢(妄想)が膨らむ!
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