世界最大の商用車ショーが名称変更&コンセプト拡大して2022年リアル開催!!

IAAトランスポーテーションのコンセプト

 「IAAトランスポーテーション」のコンセプトとして、商用車の展示のほかに「ロジスティクス」「輸送」「デジタル」「環境のニュートラリティ」が追加された。

 このようにトピックが広がったため、従来のIAAコマーシャルビークルズから名称を変更した形だ。新コンセプトの目標として輸送業界全体を技術的に変革し、環境のニュートラリティを実現することを掲げている。

 IAAトランスポーテーションは、引き続き、商用車、輸送、ロジスティクス業界で最大のトレードショーとなる見込み。なお、乗用車ショーの「IAAモビリティ2021」はコロナ禍にも負けずに開催されている。

世界最大の商用車ショーが名称変更&コンセプト拡大して今年リアル開催!!
地元のダイムラートラックグルーブは広大な展示場を丸々1館使用する

 コンセプトが広がったいっぽう、出展者やビジターにより良い機会を提供するため、4つの「テーマ・デイ」を設ける。テーマは次の通り。

  • 未来のロジスティクス : サプライチェーン、トラック、鉄道&船舶の一貫輸送、大型車におけるeモビリティと水素技術、ロジスティクスの革新など
  • トレードとロジスティクス : ラストマイル輸送、市内ロジスティクス、バン、カーゴバイク、デリバリーロボット、デジタル化、リテール&eコマースのソリューションなど
  • インフラストラクチャ : 電気や水素のチャージングインフラ、拡大するデータネットワーク、データマネジメント、長距離バス、鉄道のコネクションなど
  • 公共交通のイノベーション : バス、電動化、水素、ライドシェア、MaaS、既存サービスのデジタル化など

体験エリアと章典

 ラストマイル体験エリアでは新たなホールコンセプトを導入する。トレードフェアとしては史上初めて、室内に都市区画を再現した。

 これにより最新のラストマイルソリューションを実際に体験することができる。例えばドローン配送、デリバリーロボット、電動カーゴバイク、IoT機器、データとクラウド技術、SaaSプラットフォームなどだ。

世界最大の商用車ショーが名称変更&コンセプト拡大して今年リアル開催!!
スカニアのL320プラグインハイブリッド

 また、モビリティ業界の様々な団体がIAAトランスポーテーションに合わせて章典の授与を予定している。「バス・オブ・ザ・イヤー」「コーチ・オブ・ザ・イヤー」は史上初めて行なわれるもの。また、「カーゴバイク・オブ・ザ・イヤー」も予定している。

 いっぽう、「トラック・オブ・ザ・イヤー」「トレーラ・イノベーション・アワード」「バン・オブ・ザ・イヤー」とは交渉中だが、主催者は「楽観している」とする。特にカーゴバイク・オブ・ザ・イヤーがIAAに来たことについては、「ポートフォリオが多層的になったことを示すもの」として歓迎しているそうだ。

【画像ギャラリー】世界最大の商用車ショー「IAAコマーシャルビークルズ2018」の様子(15枚)画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!