三菱ふそうトラック・バスは3月14日、小型BEVトラック「eキャンター」の塵芥車(ごみ収集車)1台を神奈川県厚木市に納車した。
BEV(バッテリー式電気自動車)塵芥車はこれ以前にも例はあるが、改造車でも試作車でもない「量産型」のBEVトラックをベースシャシーとした塵芥車は、このクルマが日本初、さらに全世界で350台以上が使われているeキャンターの中でも、初めて塵芥車として完成したクルマである。
そして、あまり知られていないのだが、日本はシャシーに搭載する塵芥収集ユニットの電動化開発が進んでいる国の一つである。つまり、厚木市のeキャンター塵芥車は、シャシーも架装物もどちらも世界最先端という特装車なのだ。
文/緒方五郎、写真/緒方五郎・フルロード編集部
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