軽偏重是正は正しいが「やり方」に課題も
それでもホンダが軽自動車に偏った国内販売を是正しようと考えるのは正しい。軽自動車の増加を野放しにして全体需要の50%前後に達したりすると(2014年の全体需要に占める軽自動車比率は41%)、国内販売の儲けが減るだけでなく「軽自動車の増税」に発展するからだ。
そうなれば公共の交通機関の未発達地域では、主に高齢者が増税に苦しめられる。軽自動車の国内比率は多くて30%、理想は25%前後に抑えるべきで、ホンダの軽自動車比率が50%ではバランスが悪すぎる。
従ってホンダは今後も小型/普通車を増やすように力を入れるべきだが、もう少し上手にやって欲しい。軽自動車の比率が増えたことも含めて、諸悪の根源は、国内市場を真っすぐに見ていないことにある。
国内市場と真剣に向き合わないと、さまざまな問題が噴出する。
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