ガソリン、ディーゼル、HV、百花繚乱!! 一番いいエンジンはどれだ??

■ホンダフィットは1.3L、1.5Lと1.5LHVの3種類

フィットは1.3Lと1.5Lのガソリンエンジンと1.5LHVの3種類をラインアップ

●エンジンの種類とグレード
■1.3L、直4NA:100ps/12.1kgm。JC08モード燃費:24.6km/L(CVT)、21.8km/L(5MT)
■搭載グレード:13G/142万8840円、13G・Lホンダセンシング/165万3480円、13G・Sホンダセンシング/179万640円

■1.5L、直4NA:132ps/15.8kgm。JC08モード燃費:21.0km/L(RS、CVT)、19.2km/L(RS、6MT)
■搭載グレード:15XLホンダセンシング/185万3280円、RSホンダセンシング/205万920円

■1.5L、直4+モーター:エンジン110ps/13.7kgm+モーター29.5kgm/16.3kgm。JC08モード燃費:37.2km/L(ハイブリッド)
■搭載グレード:ハイブリッド/169万9920円、ハイブリッドF/181万5480円、ハイブリッドLホンダセンシング/207万9000円、ハイブリッドSホンダセンシング/220万5360円
※価格はFF

ホンダフィットは、直列4気筒1.3Lと1.5Lのノーマルエンジン、1.5Lのハイブリッドを用意する。これらのなかで、最も買い得なのが1.3Lのノーマルエンジンを搭載する13G・Lホンダセンシングだ。

一番の理由は価格にある。13G・Lホンダセンシングは、緊急自動ブレーキを作動させる高機能なホンダセンシング、サイド&カーテンエアバッグ、LEDヘッドライトなどの実用装備を充実させて、価格を165万3480円に抑えた。

コンパクトカーで160万円を超えると割高に思えるが、今は安全装備が充実するから、フィット13G・Lホンダセンシングでも買い得な部類に入る。1.5Lエンジン搭載車になると、快適装備も充実する代わりに、価格が180万円を超えてしまう。1.5Lはコンパクトカーとしては選びにくい。

またハイブリッドLホンダセンシングの価格は207万9000円だ。13G・Lホンダセンシングとの価格差を燃料代の節約で取り戻すには、10万km以上の走行を要する。

これらの機能を考えると、フィットに最も相応しいエンジンは1.3Lだ。割安な価格に加えて、車両重量が約1トンと軽いために、運転感覚も適度に軽快でバランスが良い。JC08モード燃費は24.6km/Lだから、ハイブリッドでなくても燃費性能が優れている。

■ベストグレード:フィット13G・Lホンダセンシング、165万3480円(FF、CVT)

■1Lと1.3L、1.5LHVを3種類用意するヴィッツ

1L、1.3Lのガソリンエンジンと、1.5LのHVの3種類のパワートレインをラインアップ。ガソリン車にはスマートストップパッケージ装着車も用意

●エンジンの種類とグレード
■1L、直3NA:69ps/9.4km/L。JC08モード燃費:21.6km/L。スマートストップパッケージ装着車は24.0km/L
■搭載グレード:1.0F/132万5160円、1.0F Mパッケージ/118万1520円、1.0Fスマートストップパッケージ/140万5080円、Jewela1.0/146万2320円、Jewela1.0スマートストップパッケージ/154万2240円

■1.3L、直4NA:99ps/12.3kgm。JC08モード燃費:25.0km/L(FF、U)
■搭載グレード:1.3F/148万1760円、1.3U/178万7400円、1.3Uスポーティパッケージ/194万1840円。Jewela1.3/169万2360円

■1.5L、直4+モーター:エンジン74ps/11.3kgm+モーター61ps/17.2kgm。JC08モード燃費:34.4km/L(ハイブリッドF)
■搭載グレード/ハイブリッドF/181万9800円、ハイブリッドU/207万6840円、ハイブリッドUスポーティパッケージ/222万6960円、ハイブリッドJewela/197万3160円
※価格は特に記載のないものはFF

トヨタヴィッツは、直列3気筒1Lと直列4気筒1.3Lのノーマルエンジン、1.5Lのハイブリッドを用意する。

このなかで最も買い得なのは、1.3Lのノーマルエンジンだ。1.3Fの価格は1.0Fスマートストップパッケージに比べて7万6680円高いが、1.3Fでは、後席が一体可倒式から分割可倒式に上級化されたりする。

こういった装備の上級化を差し引くと、1気筒/300ccの価格換算額は4万円に収まる。一般的には、気筒数の違いも含めると12万円以上に相当するから、ヴィッツでは1.3Lエンジンが割安だ。
しかもJC08モード燃費は、1.0Fスマートストップパッケージが24km/lなのに対して、1.3Fは25km/Lに達する。

つまり1.3Lエンジンは、1Lに比べると動力性能が高まり、4気筒化によってノイズと振動は抑えられ、さらに燃費効率も優れているわけだ。

1Lエンジンのメリットは、自動車税が年額5000円、自動車重量税が1年当たり2500円安いことだが、機能の違いを考えると1.3Lエンジンが明らかに買い得になる。

またハイブリッドの価格は、1.3Lのノーマルエンジンに比べると、装備の違いを補正して約28万円高い。この金額を燃料代の差額で取り戻すには、エコカー減税の違いを含めても13万kmを要する。

なお1.3Lエンジンは、車両重量に見合った動力性能を発揮するため、ハイブリッドと比べても運転感覚の満足度が高い。従って1.3Fが最も買い得なグレードになる。

■ベストグレード:ヴィッツ1.3F、148万1760円(FF、CVT)

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