なんと合計10万台導入!? 米通販大手アマゾンの配送用バッテリーEVトラックの配備が始まる

安全性と作業性も向上

合計10万台!? 米アマゾンの配送用バッテリーEVトラックの配備が始まる
運転席と荷室の間の隔壁(バルクヘッド)がドアになっており、ウォークスルーが可能

 アマゾンは、このカスタムEDVに搭載する革新的な機能とテクノロジーとして次のような点を挙げている。

●ドライバーとともに歩行者を守るために、360°全周に優れた視認性をもたらす安全第一の設計
●充実した安全装備、センサー類、運転支援技術。たとえば視認性を向上する大型のウィンドシールド、自動ブレーキ、ACC(アダプティブクルーズコントロール)、衝突警報など
●配送作業と車両機能の統合。ルート設定やナビゲーションなどのドライバーサポートを車両に組み込み、シームレスにアクセス可能とした
●ドライバーのエクスペリエンス向上。ドライバーが近づいたり離れたりするだけで自動でドアをロック/アンロックする機能や、運転席から直接荷台に行けるパワーバルクヘッドドアなど
●運転席側ドアの強化と人間工学に基づいたデザインで安全性と移動しやすい空間を両立した
●バッテリーはコストを考慮しつつ、繰り返し充電しても車両と同程度の寿命を確保した

 詳細なスペックは公表されていないが、リヴィアンの商用バンプラットフォームと同等とすれば、積載重量は最大12トン、荷室容積は約20立方メートル、急速充電はCCS1タイプの最大150kWか。なおリヴィアンはBEV用の充電器も製造している。

 いっぽうアマゾンは米国内の配送拠点周辺に数千か所の充電ステーションを整備すると共に、配送網の持続可能性を支援するためのインフラ投資を今後も続ける。併せて、非営利団体や企業とパートナーを組み「社用車電動化のためのアライアンス」を開始している。

 とはいえ、アマゾンのサステナビリティレポートによると同社の2021年の二酸化炭素排出量はコロナ禍による需要増で+18%の増加に転じているほか、第2四半期の決算では出資するリヴィアンの評価損が利益を相殺した。輸送の電動化はアマゾンにとっても険しい道だ。

【画像ギャラリー】リヴィアンがアマゾン用に開発した電動配送車を画像でチェック(8枚)画像ギャラリー

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