■マレリHDが東京地裁に簡易再生を申請
マレリホールディングスは業績不振に陥り、負債総額は製造業としては過去最大規模となる約1兆1800億円。今年3月1日に事業再生ADRを申請していましたが、新たな動きがありました。今後どうなるのでしょうか?
【片岡氏のコメント】
マレリホールディングスは、旧カルソニックカンセイと経営統合し、世界7位となった自動車部品メーカーだ。
このマレリ、主要取引先である日産の経営不振に加え、新型コロナ蔓延による受注減のダブルパンチになり、負債額が大きくなっていた。そして経営が行き詰まってしまう。
マレリの経営統合を画策し主導したのは米投資ファンドのKKRだ。が、マレリの再建に失敗してKKRの信用は急落した。その経営手腕が問われているが、気になるのは名門マレリ(とカルソニックカンセイ)の行く末だ。
民事再生法に至った経緯を考えると、今後の取引は慎重にならざるを得ないが、支払面に支障はないので応援したい、と言う声も出ている。会社更生法を選ばず簡易型の民事再生法を選んだから再建計画は続行できるだろう。
EVシフトや半導体不足、ウクライナ侵攻など、問題が山積し、収益改善は簡単ではないだろうが頑張ってほしいね。
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