■中古車の人気グレードはどれ?
ボディの仕様や乗車定員、搭載されるエンジンなどで多彩なグレード構成となるハイエースだが、バンとワゴンで中古車の流通台数の多いグレードを中古車検索サイトでそれぞれ調べてみた。
現在、200系ハイエースのワゴンは約800台、バンは約2600台の中古車が流通している。
流通台数の多いバンからグレードを調べてみると、2LスーパーGLが約400台で最も多く、次いで3L、ディーゼルターボのスーパーGLが約190台。3L、ディーゼルターボのDXと3L、ディーゼルターボのスーパーGL 4WDがそれぞれ、約140台。そして2L DXが約130台となっている。
一方のワゴンでは2.7GLが約330台、2.7GL 4WDが約160台、2.7グランドキャビン4WDが約65台、2.7グランドキャビン2WDが約50台。そして2.7DXが約35台とバン、ワゴンともに流通しているグレードに偏りが見られた。
そこで、ハイエース専門店のフレックス千葉北本店の浅井店長に話を伺った。このフレックス千葉北本店は中古車だけでなく、新車の販売さらにカスタマイズ車も手掛けるハイエース専門店だ。
今回こちらが調査した中古車の流通台数の比率が人気とマッチしているかを聞いてみたところ、一般的なハイエースの人気という点で見れば、中古車の流通台数と人気グレードは合っているとのこと。
しかし、ここフレックス千葉北本店ではワゴンGLの非常に人気が高いという。このモデルはハイエースバンをベースにカスタマイズしたオリジナルモデル。したがって、フレックスでしか買えないということで人気となっているのだ。
■予算250万〜300万円がボリュームゾーン
また、購入されるハイエースの7割がカスタムカーということになっているそうだ。そして、最後に現在のハイエースの中古車のボリュームゾーンを聞いたところ、予算250万〜300万円という価格帯とのこと。
専門店の店長の話から、ハイエースの中古車で人気なのはバンとワゴンではバン。ガソリンとディーゼルではガソリン。そして250万〜300万円がボリュームゾーンということがわかった。
その条件で、検索してみると、やはり圧倒的に2LスーパーGLが多く、狙い目といえる。なかでも4ナンバーとなる全長4695mm×全幅1695mm×全高1980mmというロングボディ、標準ボディ、標準ルーフ標準フロアの5人乗りという仕様が最も多い。
このモデルの荷室長は2列目シートを使用した時が1855mm。畳めば3000mmまで拡大。また荷室幅は1520mm、荷室幅は1320mmという大空間を確保している。ボディ幅は1695mmで、最低回転半径が5mと取り回しの良さも魅力だ。中古車の年式は2010年〜2018年式まで狙える。
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