新型スープラ発表秒読み!!! 超強敵ライバル勢と最速比較「足りない」のは何!?

■ルノーアルピーヌA110と比べると?

オールアルミモノコックボディで1110kg(ピュア)という、ライトウエイトスポーツのA110。ミドに搭載されるエンジンは252ps/32.6kgmを発生する1.8L、直4ターボ。トランスミッションは7速DCTを組み合わせる。0〜100km/hは4.5秒

■ルノーアルピーヌA110の主要スペック
全長4205×全幅1800×全高1250mm
ホイールベース/2420mm
車両重量/1110kg
1.8L、直4ターボ
252ps/6000rpm
32.6kgm/2000rpm
0〜100km/h、4.5秒
価格/790万〜841万円

 仮にスープラの価格帯が700万円台と仮定すれば、それに該当するライバルとして存在感を高めているのがアルピーヌA110だ。その特徴はアルミ材を全面的に用いて達成した1110kgという強烈な軽さ、そしてその軽さを活かすシャシーセットアップの妙といったところだろう。

 特に手指足指の細やかな動きでさえ挙動変化として愉しませてくれる操作系のビビットさと足周りの饒舌さ、軽さを武器に柔らかさと粘り強さを両立させたフランスらしいタッチのライド感など、いかにも手練のエンジニアやドライバーたちが見識をもって仕上げたという奥深さがある。

 エンジンパワーは遠くおよばずとも、軽さで得られた速さというのはまた別の味わいがあるものだ。ただし、そのエンジンフィールは事務的でサウンドもやや重苦しく……と、この点はスープラにおよばない。

■スープラに足りない点とは?

発表は2018年1月14日のデトロイトショーだが、現時点でわかったスープラに足りない点とは?

 現状わかる範囲でスープラに足りないものがあるとすれば、スープラとして、もしくはトヨタとしてシャシーの味付けでどのような個性を出していくかという思慮ではないだろうかという気がしている。

 FRスポーツをドライブする喜びは、スライドコントロールばかりがすべてではない。そこに至る挙動変化のプロセスを楽しむこともそうだし、ノーズ越しにみる景色を楽しみながら山道を流すことだってそうである。

 この点がいかに表現されているのか、ともあれ快晴での試乗を楽しみに待ちたい。

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