私、テリー伊藤はデリカD:5アクティブギアのオーナーとしてオーナーの誰よりも新型のことが気になる。そこへベストカーが雪上試乗会に行きませんか? と誘ってくれた。勇んで出かけた北海道には、砂漠の大魔王、増岡浩氏が待っていた
以下、憧れの新型デリカD:5試乗記をお届けしたい。【PR】
文:テリー伊藤
■かつて痛い目に遭った男と再会し…
デリカD:5アクティブギアオーナーでありながら、ドライブモードセレクトダイヤルを4WDにしたことが過去に何度あったであろうか?
冬軽井沢に行った時などに、4WDにした覚えはあるが、走りはトロトロ、けっしてデリカD:5らしい走りではなかった。
運転に一抹の不安を覚えるあまり、努力をせずに来た自分を恥じている。今回北海道へ降り立ち、何があっても増岡大魔王の教えに従うことを誓った。
雪原で見る新型デリカD:5は思っていた以上に雄々しい。私のデリカD:5と比べると存在感は段違い。LEDライトを点灯するとさらに際だち、都会的な顔立ちになったというが、雪の大地でも違和感がないことに安心した。
ニコニコと近づいて来た大魔王増岡氏だが、私は過去痛い目に遭っている。パジェロエボだったと思うが、無理矢理同乗させられ、大ジャンプをかまされた! 空中にいる1〜2秒間、「嗚呼、この男に命を預けたのか!?」と諦めた苦い思い出がある。以来彼は私にとって大魔王なのだ。
■「雪道が楽しい」と思えるようになった
「テリーさん、行きましょう。4WDオートで大丈夫です」
大魔王はやさしくエスコートする。ほかならぬ私がこれから新型デリカD:5を、ここ北海道で雪上試乗するわけだ。
こわごわ走り出すと、もっとアクセルを踏んでいいですよ! と大魔王。スピードを40km/hほどに上げると印象が変わる。滑りやすい圧雪路での40km/hはやたら速く感じ、心臓も高鳴るがクルマのほうは暴れそうになるのを抑えながら走っていく。
「新型はAWCによって細かく前後のトラクションが制御され、ヨーレートセンサーも入っているのでクルマ任せで大丈夫です」と大魔王。
要はクルマを信頼すればいいということか!! コースを2〜3周すると緊張もほぐれ、壁のような上りも一気に加速し、乗り越えることができるようになった。隣に乗る編集長に後から聞いたが、コーナーや上り下りの核心部では「おりゃー!!」と叫んでいたという。
極真空手の気合いが運転時に表れたのだろう。
それにしても新型のスムーズな加速は素晴らしい。8速ATのおかげで発進時はローギアードになって加速がよくなり、スピードが上がるとハイギアードになり静粛性もアップするといいことずくめ。
乗り心地もサスペンションが改良されたため、ぐっと上質になった。最低地上高が210mmから185mmと25mmも小さくなって「大ピンチ!」かと思ったら、全然平気。
大魔王増岡先生から「ステアリング操作は小さく細かく! ブレーキングは早めに! が雪道の鉄則です」とアドバイスを受け、私は運転の楽しさに目覚めたのだ。
「それカウンターだ! 新型デリカD:5面白い! 面白すぎる!!!!!」ヘトヘトになるまで私は走り続けた。
※価格には、販売店の諸費用は含まれておりません
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