横浜ゴムがオリジナルで造り上げた電気自動車に試乗!!~衝撃の走りを体感した〜

 衝撃の走り体感!横浜ゴム AERO-Y   イッキに200km/hまで加速する!!

 アドバンカラーに仕上げられた、なんともカッコいいスポーツカー。最近、さまざまなイベントの場に展示されているので見たことある人も多いだろう。

 こいつの正体は、横浜ゴムがオリジナルで開発した電気自動車「AERO─Y」。走行装置のいろんな部分はテスラのパーツを流用しているようなのだけど、ボディ、シャシーなどは横浜ゴムの技術を結集して作り上げているというのがポイント。

 例えば、カーボンコンポジットで作り上げられたモノコックはこれ、航空宇宙技術部門の技術力を注入したものだし、ボディの構造には「ハマタイト」という接着剤技術が活かされていたりする。エクステリアデザインは由良拓也氏だったりして、メチャメチャ本格派。

 タイヤについても、コンセプトモデルで、サイドウォール外側にディンプルを、また内側にはフィン状突起を採用し、タイヤレベルでも空力特性を改善するという、次世代型タイヤの技術が盛り込まれているのだ。

2 のコピー

 すでにナンバーを取得していて、公道を走ることができることは知っていたので、前々から「乗せてちょーだい!!」とお願いをしていたのだが、先日の新タイヤ試乗会の際、ちょっとしたアトラクション的にテストコース内を実際に運転して走ることができたのでありました。

ロータスのような本格派スポーツカーの雰囲気!!

3 のコピー

 サイドシルは分厚くてまるでレーシングカーのよう。低くてタイトなコックピットの雰囲気は、ちょっとしたスポーツプロトカー風。

 …なのだが、EVだからして、当然2ペダル。アクセルペダルとブレーキペダルしかないのが逆に「違和感」となる、この佇まいのクルマだと。

  運転モードはコンソールのプッシュボタンでセレクトする。走り出すには「D」ボタンを押すのみ。ギアがあるわけではないので、〝カシャン!!〟なんていうショックも音もなく、「READY」ランプが点灯してスタート準備完了。

 ブレーキペダルをリリースするとクリープのごとく動き出す。スルスルスル~。遠慮がちにアクセルペダルを踏んでみると、パッとクルマは反応して前に出る。

 助手席に座る横浜ゴムの担当者の顔色を見つつもうちょっとだけ踏んでみると、グググッと押し出されるような加速感。

 えーいっ!! どうせテストコースだし「乗っていいよ」と乗せてもらったんだから……と意を決してアクセル全開!!

ドン!!

 シートバック全体で身体が前に投げ出されたのかと思うほどの強烈な衝撃。先日のGT─R試乗会で調子に乗りすぎてかなり悪化させた腰痛の具合が一気に進行しました。

 これ、冗談ではなくて、本当に試乗後、しばし歩けなくなるほど腰に激痛……というか電気ショックのような衝撃が走ったのです。ま、それほどの加速感だったということ。

ギュワワワワワ~!!

 正直、GT─Rも目じゃない加速感。特にスタート直後から一瞬でワープしたかのように100㎞/hを超えているモーターならではのトルク感には、ちょっとこっちの感覚が付いていかないワケですよ。音もなく、変速ショックもなく

〝きゅーん〟

 と200㎞/h近くまで加速しちゃう!! 先日取材で乗って感激したポルシェ911やパナメーラも楽しかったけど、このクルマは『ベツノノリモノ』的な未体験感覚でした。

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 ボディのデザインはレーシングマシンの設計の第一人者、ムーンクラフト代表の由良拓也氏。徹底的にエアロダイナミクスを追求したボディラインは流麗で美しい。

 横浜ゴムに聞いてみると、「あくまでも自社の技術力を結集したコンセプトモデルで、これを市販するなどということはまったく考えていません。クルマを開発して販売するとなると、あまりにもハードルが高すぎます」とのことでした。

<終>

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