【次期XV!? 完全新規車種!?!?】突如登場したスバル新型SUVの詳細と正体に迫る!!

■C-HRやヴェゼルなど、人気のコンパクトSUV市場に殴り込み!

クーペにも見えるクーペSUVのスタイル。塊感のある、彫刻的な前後フェンダーのデザインはアグレッシブでカッコいい

発表当日明らかにされたヴィジヴ・アドレナリン・コンセプトのボディサイズは全長4490×全幅1900×全高1620mmで、最大のライバルたるC-HRよりも全長が130mm、ヴェゼルよりも全長が160mm長く、全長4465mmのXVに比べ25mm長い。

ジュネーブショー会場で、スバル関係者にズバリ「これは現在ラインアップされているクルマの将来像を示したものですか?」と聞いてみたが、

「特定のモデルではなく、安心と愉しさをデザインで体現するダイナミック×ソリッドの進化系です。昨年中期経営ビジョンSTEPで公表した新しいデザインの方向性 「BOLDER」 を初めて採用したコンセプトカーとなります」と、口は固かった……。

とはいえ、これまでVIZIVと名の付いたコンセプトカーはほぼ市販車につながっていることから、このアドレナリン・コンセプトも市販化されるのは間違いない。

このアドレナリンは、普通に考えるとXVの後継車という見方もできるが、新中期経営計画STEPを見ると、「SUVのラインアップ強化とバリエーションの充実」とある。

現行XVは2017年5月発売とまだ3年しかたっておらず、ベースのインプレッサともどもスバルの長いフルモデルチェンジのサイクルを考えると、次期XVではないと見ている。

スバルは、このアドレナリン・コンセプトを新規車種としてデビューさせ、大ヒット中のC-HRとヴェゼルにぶつける、という計画が見え隠れする。

ちなみに2018年1〜12月の新車販売台数において、1位はC-HR(7万6756台)、2位はヴェゼル(5万9629台)。

一方、XVは2万6645台、フォレスターは2万8712台だから、そのXVとフォレスターの間にもう1車種ラインアップを拡充して、C-HRとヴェゼルを追撃したい考えなのではないだろうか。

■ヴィジヴ・アドレナリン・コンセプト:全長4490×全幅1900×全高1620mm

ボンネットからフェンダーにかけてのダイナミックなラインがBピラー以降のリアフェンダーに流れていく。ボディサイズのキャラクターラインはXという字にも見える

■C-HR:全長4360×全幅1795×1565mm(4WD)、ホイールベース:2640mm

いまや不動の人気を誇るC-HR。2018年1〜12月の新車販売台数は7万6756台。内訳はC-HRハイブリッドが6万1240台、C-HRが1万5510台

■ヴェゼル:全長4330×全幅1770〜1790×全幅1605mm、ホイールベース:1610mm

ヴェゼルもコンパクトSUVのなかでC-HRと凌ぎを削っている。2018年1〜12月の新車販売台数はヴェゼルHVが4万1507台、ヴェゼルが1万8119台

■XV:全長4465×全幅1800×全高1550〜1495mm、ホイールベース:2670mm

インプレッサをベースにクロスオーバースタイルに仕立てたXV。こうしてみるといかにアドレナリンコンセプトが大胆なデザインかがわかる

パワートレインについては明らかにされなかったが、XVに搭載されたe-BOXERの2Lハイブリッドと2LNAになる可能性が高い。おそらく、北米仕様にはクロストレック(XVの北米仕様)PHEVに搭載されているトヨタのPHVシステムとなるはずだ。

気になる市販型の発売時期だが、おそらく今秋の東京モーターショーでアドレナリンコンセプトの市販型が発表され、早ければ2020年には登場するかもしれない。ほぼコンセプトカーのままのデザインであれば、大ヒット間違いなし

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!