【次期XV!? 完全新規車種!?!?】突如登場したスバル新型SUVの詳細と正体に迫る!!

 日本時間2019年3月5日18時45分、スバルはジュネーブショーにおいて、「VIZIV ADRENALINE CONCEPT(ヴィジヴ・アドレナリン・コンセプト」を初公開した。

 突如発表されたこのヴィジヴ・アドレナリン・コンセプト)、新しいスバルの方向性を示したクルマだという。はたしてどんなクルマなのか、迫ってみたい!

文/ベストカーWEB編集部
写真/スバル


■その正体はまったくの新規車種、コンパクトSUVだった!?

コの字型のヘッドライトやヘキサゴングリルはこれまでのスバルデザインを継承しているものの、ボンネットからフロントフェンダーにかけてキャラクターラインは、まさにボルダー! 乗員を守るルーフやプロテクターで軽快さと強靱さを両立。オールテレインタイヤにはホワイトレターのアクセントが入っている

 ジュネーブショーのスバルブースにて、日本時間2019年3月5日18時45分、ワールドプレミアとなったヴィジヴ・アドレナリン・コンセプトは、新たなスバルデザインの方向性を示す、コンパクトSUVだった。

 まずエクステリアを見てほしい。これまでのスバル車のデザインから一歩踏み出したというか、垢抜けた、素直にカッコいいと思えるデザインではないだろうか。

 スバルは、2014年からスバルデザインフィソロティ、「ダイナミック×ソリッド」を掲げているが、今回のヴィジヴ・アドレナリン・コンセプトでは、新たなデザイン言語として、「BOLDER(ボルダー、大胆な)」を加え、「ダイナミック×ソリッド」をさらに進化させていくという。

 非日常の愉しさを大胆にデザイン表現するために、「お気に入りの道具を積んで自然のなかでアクティビティを愉しむ」【Field】、「乗り物や自分自身を意のままにコントロールする愉しさ」を 【Sports】、「遠くに旅をして、日常では味わえない風景や感動、発見に出会える歓び」をJourney】の3つの要素を定義。
 
 これら3つの要素をより「大胆(=BOLD)」なデザインを通じて際立たせることで、乗る人すべてをより愉しい気持ちに導くのが「BOLDER」の狙いだという。
 
 つまり、これからのスバルデザインは一気呵成に大胆になっていくということだ。

これまでにない大胆さなエクステリアデザイン。市販車になると大人しくなってしまう例が多かったが、このヴィジヴはどうなるのか見もの

 
 実は2018年7月の新中期経営計画の時に、デザインの方向性として、BOLDERが発表されていた。商品計画では、2025年に向けて、既存の主力車種のフルモデルチェンジを毎年実施。SUVモデルのバリエーション拡充とSTIモデルを含めたスポーツモデルの充実を図るとしている。
 
 なぜ、アドレナリンという名を付けたのか、について、スバル関係者はこう答えてくれた。
 
「BOLDERの“Field”と“Sports”の要素を掛け合わせて特徴を鮮明にしたのがヴィジヴ・アドレナリン・コンセプトです。MTBなどを積みこめる積載性を備えつつ、軽快で愉しい走りが可能で、乗っているときにアドレナリンが湧き出るだけでなく、アドレナリンがあふれ出すようなエキサイティングなアクティビティにも対応する、そんなクルマを表現したかったので、アドレナリンと名付けました」。

2018年7月10日、2018年~2025年における新中期経営ビジョン「STEP」を策定して公表した時のプレゼンテーション資料のなかに、今回公開されたヴィジヴ・アドレナリン・コンセプトらしきイラストがある

■C-HRやヴェゼルなど、人気のコンパクトSUV市場に殴り込み!

クーペにも見えるクーペSUVのスタイル。塊感のある、彫刻的な前後フェンダーのデザインはアグレッシブでカッコいい

 発表当日明らかにされたヴィジヴ・アドレナリン・コンセプトのボディサイズは全長4490×全幅1900×全高1620mmで、最大のライバルたるC-HRよりも全長が130mm、ヴェゼルよりも全長が160mm長く、全長4465mmのXVに比べ25mm長い。

 ジュネーブショー会場で、スバル関係者にズバリ「これは現在ラインアップされているクルマの将来像を示したものですか?」と聞いてみたが、

「特定のモデルではなく、安心と愉しさをデザインで体現するダイナミック×ソリッドの進化系です。昨年中期経営ビジョンSTEPで公表した新しいデザインの方向性 「BOLDER」 を初めて採用したコンセプトカーとなります」と、口は固かった……。

 とはいえ、これまでVIZIVと名の付いたコンセプトカーはほぼ市販車につながっていることから、このアドレナリン・コンセプトも市販化されるのは間違いない。

 このアドレナリンは、普通に考えるとXVの後継車という見方もできるが、新中期経営計画STEPを見ると、「SUVのラインアップ強化とバリエーションの充実」とある。

 現行XVは2017年5月発売とまだ3年しかたっておらず、ベースのインプレッサともどもスバルの長いフルモデルチェンジのサイクルを考えると、次期XVではないと見ている。

 スバルは、このアドレナリン・コンセプトを新規車種としてデビューさせ、大ヒット中のC-HRとヴェゼルにぶつける、という計画が見え隠れする。

 ちなみに2018年1〜12月の新車販売台数において、1位はC-HR(7万6756台)、2位はヴェゼル(5万9629台)。

 一方、XVは2万6645台、フォレスターは2万8712台だから、そのXVとフォレスターの間にもう1車種ラインアップを拡充して、C-HRとヴェゼルを追撃したい考えなのではないだろうか。

■ヴィジヴ・アドレナリン・コンセプト:全長4490×全幅1900×全高1620mm

ボンネットからフェンダーにかけてのダイナミックなラインがBピラー以降のリアフェンダーに流れていく。ボディサイズのキャラクターラインはXという字にも見える

■C-HR:全長4360×全幅1795×1565mm(4WD)、ホイールベース:2640mm

いまや不動の人気を誇るC-HR。2018年1〜12月の新車販売台数は7万6756台。内訳はC-HRハイブリッドが6万1240台、C-HRが1万5510台

■ヴェゼル:全長4330×全幅1770〜1790×全幅1605mm、ホイールベース:1610mm

ヴェゼルもコンパクトSUVのなかでC-HRと凌ぎを削っている。2018年1〜12月の新車販売台数はヴェゼルHVが4万1507台、ヴェゼルが1万8119台

■XV:全長4465×全幅1800×全高1550〜1495mm、ホイールベース:2670mm

インプレッサをベースにクロスオーバースタイルに仕立てたXV。こうしてみるといかにアドレナリンコンセプトが大胆なデザインかがわかる

 パワートレインについては明らかにされなかったが、XVに搭載されたe-BOXERの2Lハイブリッドと2LNAになる可能性が高い。おそらく、北米仕様にはクロストレック(XVの北米仕様)PHEVに搭載されているトヨタのPHVシステムとなるはずだ。

 気になる市販型の発売時期だが、おそらく今秋の東京モーターショーでアドレナリンコンセプトの市販型が発表され、早ければ2020年には登場するかもしれない。ほぼコンセプトカーのままのデザインであれば、大ヒット間違いなし

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