下の表は2017年と2018年の輸入車販売のメーカー別ランキング(『ベストカー』2019年2月26日号より)。
昨年も好調な売れ行きを示した輸入車メーカーのなかで存在感を示したのはVW。2015年に起こしたディーゼル排ガス事件で落とした販売台数を着実に回復させ、僅差ではあるがBMWを抜き2位になった。
モデル別ランキングでも、2018年3月にフルモデルチェンジした新型ポロが、メルセデスベンツEクラスを抜いて4位にランクイン。ゴルフも堅調な売れゆきを維持している。
メルセデスベンツ、BMWの売れゆきも決して悪くはないが、ドイツ車以外に魅力を感じるユーザーがFCA、プジョー&シトロエン、ボルボ、アルファロメオなどといったメーカーに流れたのか、前年比でマイナスとなっている。
2019年、ここから輸入車メーカーがどんな一手を打ってくるかも楽しみだが、今回ここでは1月に発表、または発売を開始した輸入車メーカーの特別仕様車・限定車、追加グレード、モデルチェンジの情報を集めてみた。
気になる輸入車メーカーのある方は、ぜひご覧になってみてほしい。
※本稿は2019年2月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年3月10日号
■VW ティグアン(一部改良・1月16日発売)
VWのティグアンが一部改良された。エントリーグレードのTSIコンフォートラインとTDI4モーションコンフォートラインにセーフティパッケージを標準装備。
上級グレードのアクティブインフォディスプレイも改良され画質が向上したほか、ナビ画面を全画面表示できるようになった。
■価格:369万9000円
■BMW X2 M35i(モデル追加・1月28日発売)
マクラーレンのスーパーカー、720Sのコンバーチブルモデルが発表された。すでに注文受付は開始されており、3月より納車が開始される。
軽量かつ強度に優れたカーボンファイバー製のコアに横転時保護装置を一体化させた。リトラクタブルハードトップを備えるが、クーペからの重量増は49kgに収めた。720ps/78.5kgmの4L V8ツインターボエンジンを搭載。
2Lディーゼルエンジンを搭載する18d MスポーツXも同時に追加された。
■価格:3788万8000円
■アウディ RS 4 アバント(ニューモデル・1月28日発売)
アウディのA4シリーズのフラッグシップ、RS 4アバントが6年ぶりにフルモデルチェンジされた。
パワートレーンには新開発された2.9L V6ツインターボエンジンを搭載。最高出力/最大トルクは450ps/61.2kgmと非常にパワフルで、これに8速ATとフルタイム4WDが組み合わされる。
リアアクスルに左右の駆動力配分を最適化するスポーツディファレンシャルを装備し、大パワーを確実に路面に伝達する。
エクステリアはRSモデル専用のシングルフレームグリルや大型エアインレット、専用バンパー、リアディフューザーを装備し、スポーティさを強調。A4アバントと比べて全幅が25mm拡大した。
■価格:1196万円
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