時速150km/hを超える高速域での操縦技術が試される「ドローンレース」。世界や日本でも広がりつつある新しい競技だが、それに参戦している日本のチーム「JAPRADER(ジャップレーダー)」が、ドローンにカメラを搭載しクルマのドリフトレースを撮影、YouTubeにアップし話題となっている。
浮遊感たっぷり、そして大迫力の映像の連続に大興奮の企画担当(いや、ほんとうにスゴいのですぐ下にある動画を絶対見てほしい!)。「JAPRADER」代表の上関竜矢氏に電話インタビューしました!
※本稿は2019年2月のものです。
文・写真:ベストカー編集部/動画:JAPRADER
初出:『ベストカー』 2019年3月10日号
■まずは見てほしい!
このスゴさはまず動画をみていただいたほうが話が早い。Vertex主催のドリフトレース「DSPORT TUNER CHALLENGE 2019」(2019年1月15日 本庄サーキット・埼玉県本庄市)の様子を撮影した動画だ。インタビューも、この動画の話題を中心に話を聞いた。※「3D酔い」にはくれぐれもお気をつけください。
■撮影した「JAPRADER(ジャップレーダー)」上関竜矢代表にインタビュー!
ベストカー:ドローン撮影でのドリフト、かなりの迫力で酔いそうになっちゃいました!
上関竜矢代表(以下上関):そうですか。私自身が以前はドリフトを楽しみ、現在、クルマのラッピング関連の会社もやっているので、ドリフトとドローンでなにかできないかなと思い、ドリフトの動画を撮ることに……。
ベストカー:えっ? 上関さんはドローンレース・チーム「ジャップレーダー」の代表では?
上関:はい、その運営もやっています。
ベストカー:いろんな顔をお持ちなんですね。埼玉県の本庄サーキットで撮影したと聞きました!
上関:そうです。D-1グランプリ、フォーミュラドリフトなどに出場するクルマをはじめ、20台ほどが走る走行会があり、そこへおじゃまするカタチで、撮影させてもらいました。「接近撮影するからクルマにぶつけるかもしれません(笑)」ということを先に伝え、空中から撮影しました。
ベストカー:近づかないといい仕事ができない。アフリカの草原でライオンを間近で撮る人もこんな心境でしょう(どんな例えだ)。……動画内ではどんなクルマがドリフトしていますか?
上関:S15シルビア、マーク2 100系、ソアラ30系などですね。迫力のドリフトを迫力ある映像におさめられたと思っています。レーシングドローンなので、いわば超高速のラジコンヘリのようなもの。ホバリングのコントロールが難しい部分で、すべてマニュアル操作なので高度な技術を要します。
ベストカー:レース用ドローンは150km/h超えも出るとか?
上関:サーキットがあまり大きくないので、今回の最速は150km/hほどでしょうか。
ベストカー:ところで、チームに小学4年生が2人いるようですが?
上関:ひとりは私の息子で2018年度日本ランキング4位です。もうひとりの子は6位ですね。
ベストカー:囲碁やオセロの世界同様、超若い世代が躍動していますね~。今回の撮影にも彼らは参加しましたか?
上関:いえ。もしクルマにドローンをぶつけてしまった時の対処法などが難しいので、今回は小学生たちは参加していません。
* * *
そんな時は「ドローンしちゃえ!」という冗談はさておき(ほんとうにすみません)、上関さん、突然の電話インタビューにも関わらずありがとうございました! 大迫力の動画を見たい方はJAPRADERのYouTubeチャンネルをチェック!
※「JAPRADER」の公式サイトはこちら。
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