韓国車の欧米での現状と今後 すでに日本車に追いついたのか?? 


■WRCではトヨタがややリードを見せ始めた?

余裕の日本車勝利だと思ったら、どうにも旗色が悪いことが判明してきてしまった本企画。こりゃいかん。

こうなったら日本メーカー代表のトヨタと、韓国代表のヒュンダイが同じフィールドで戦うWRCでの勝負に持ち込もう。解説は国沢光宏氏だ。

【TEXT:国沢光宏】

WRCにおけるトヨタ最大のライバルは現代(ヒュンダイ)自動車だと思っていい。今シーズン開幕戦のモンテカルロこそシトロエンが勝ったものの、2位の現代自動車とわずか2.2秒差。

3位にトヨタながら2分15秒も引き離された。昨シーズンを見ても、マニファクチャラーズとしてトヨタ最大のライバルは現代自動車といってよかろう。

日本勢が不在だったWRCで着実に地盤固めをしていたヒュンダイ。多くの勝利も手にしており、現在でもトヨタの直接的なライバルになっている

ちなみにWRC参戦、ヨーロッパ市場で現代自動車の売れゆきに大きな影響を与えている。トヨタも昨年大きく販売台数を伸ばした。

さて、トヨタと現代自動車、どちらが強いだろう? こらもう私の個人的な意見も入るけれど、トヨタだと考えます。

というのも現代自動車は車体の開発もエンジンも”ほぼ”現地に丸投げだからだ。トヨタの場合、車体をフィンランドのTMRが作っているものの、ドイツにあるTMGの風洞などを使い開発している。

日本ではあまり話題にならなかったが2018年にWRCマニファクチャラータイトルを獲得したトヨタ。自社で開発をできる強みは大きく、WRCでも常勝チームになりつつある

だからこそヤリスWRカーの空力は、ライバルより一歩前を行く。今やすべてのメーカーがヤリスWRカーに似てきてしまったほど。

トヨタはエンジンもTMGで開発している。かつてF1のエンジンを開発し、それ以後、WECのエンジンも作り続けており技術的なノウハウは間違いなく世界TOPクラス。東富士との連携もキッチリ行ってます。

現代自動車も優秀なスタッフを揃えているとはいえトヨタの規模に届かず。今シーズンから明らかな性能差がわかるようになってくるだろう。

WRCで強くなればヨーロッパでのトヨタの販売台数も増えていくこと間違いなし。

【編集部まとめ】

ようやく安心できる答えが聞けてホッとしたが、今回判明したのは、韓国車のグローバルでの恐るべき競争力だ。

日本車も正直、ウカウカしてられない。今後も引き続き互いに刺激しあい、クルマのレベルを高めあっていただきたい。

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