■e:Nシリーズ第3弾のe:N SUV 序は2024年内に中国で発売予定
e:Nシリーズ第3弾となるe:N SUV 序については、SUVらしいワイルドさと近未来的な知性を兼ね備えた新世代のe:Nシリーズとして開発を進めており、市販モデルは、中国で2024年内の発売を予定している。
e:N SUV 序は、e:Nシリーズ共通のコンセプトである「動」・「智」・「美」を新たな次元へと引き上げることを目指したという。
・動…EV専用のe:N Architecture W(イーエヌ アーキテクチャー W)を初採用し、走る楽しさを追及したホンダらしいパフォーマンスを実現
・智…最新の安全運転支援システムやAIを搭載したコネクト技術の採用により、室内全体で智能化を感じられる空間を実現
・美…SUVらしいワイルドさと近未来的な知性を兼ね備えたデザインを採用
ホンダは、これらのモデルを投入することで中国における電動化を加速し、従来グローバルで掲げていた「2040年までにEV・FCEVの販売比率100%」の目標を前倒し、「2035年までにEVの販売比率100%」の達成を目指すという。
■日本ではe:Nシリーズを売らないのか?
e:Nシリーズ第1弾のe:NS1(東風ホンダ)は、中国で2022年4月に発売され、続いて2022年5月にはe:NP1(広汽ホンダ)が発売となった。
今回発表されたe:NP2とe:NS2は、中国で2024年初頭の発売を予定しており、第3弾のe:N SUV 序も中国で2024年内に発売予定となっているが、いまのところ日本での発売予定はなし。実に寂しい限りだ。
ホンダは中国において、2027年までにe:Nシリーズを10車種発売することを明らかにしているが、オンラインストアの本格展開やショールームの刷新、EV工場建設、バッテリーにおいてはCATLとの間に新会社を設立。北米向けのバッテリーではLGエナジーと合弁会社を設立するなど電動化の取り組みを加速している。
また2023年4月1日付で組織運営体制を変更。電動事業の加速と強化に向けて「電動事業開発本部」を新設すると発表。同本部内にEV開発に特化するBEV開発センターを設けて、現在6つの地域本部を北米、中国、日本を含む「統合」の3つに集約するという。
ここで多くの人が疑問に思うのは、日本はe:Nシリーズをなぜ日本で売らないのか、ということだ。
2022年4月に発表された四輪電動ビジネス発表会では、日本における四輪EV展開としては、2024年前半に商用軽EVを100万円台で投入し、その後、パーソナル向けの軽EV、SUVタイプのEVを適時投入する予定としている。
日本に投入されるこのSUVタイプのEVがどのようなモデルになるのか、いつになるのかは明らかになっていないが、日本での再販売となったオデッセイが広汽ホンダ製ということを考えると、中国生産のe:Nシリーズが日本で販売される可能性も大いにある。期待して待っていよう。
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