日本ミシュランタイヤのリブタイヤ(縦溝タイヤ)「MICHELIN Agilis(アジリス) HD Z」が三菱ふそうの電気小型トラック、新型eキャンターに新車装着用タイヤとして採用された。その概要をまとめた。
文/フルロード編集部 写真/フルロード編集部・日本ミシュランタイヤ
ミシュラン アジリスHD Zの概要
今回新型eキャンターに新車装着用タイヤとして採用された「ミシュラン アジリスHD Z」は、電気トラックの航続距離にも影響を与える転がり抵抗を低減させ、高耐久性やウェットグリップ性能をバランスさせたバン・ライトトラック用リブタイヤ。
ミシュランによれば「性能が摩耗末期まで続く高い安全性と、低転がり抵抗とロングライフで車両の稼働率を最大化する高い経済性を同時に実現する」とし、eキャンターの活躍が見込まれる都市輸送に最適なタイヤとなっている。
なお、ロングライフ性能では主要な競合メーカーの同様のタイヤより最大34%トレッド寿命を延長できることも謳われている。
その採用技術の特徴としては、
■ 5つのリブとジグザグのトレッドパターン
素早い排水と優れたウェットグリップ性能を実現。長いドレッド寿命に貢献
■深いサイプ
タイヤのライフサイクル全体にわたり高いグリップ力を保つ
■溝底プロテクター
溝底にプロテクターを備え石噛みによるダメージから保護
■可変ピッチの溝壁
石がトレッドに詰まるのを防ぎ、ケーシングの寿命を伸ばす
■縁石ガード
サイドウォールを衝撃や摩耗から保護
となっている。
今回の採用を受け、日本ミシュランタイヤ代表取締役社長 須藤元は、以下のようにコメント。
「電気トラックは都市の脱炭素化を推進します。EV車でタイヤの役割がより重要になる中、最新の電気小型トラックにミシュランを採用いただき光栄です。ミシュランは、三菱ふそう様をはじめとするパートナーの皆様と手を携え、サステナブルモビリティの実現に向けて邁進してまいります」
【画像ギャラリー】電気トラックにも最適!? ミシュラン・アジリス HD Z(4枚)画像ギャラリー