ホンダフリード/フリードスパイク 凄く気になる!

 1ℓターボは 127㎰!! 燃費は30.0㎞/ℓを突破!!

1ℓターボの搭載車は次期フリードに決定!!

 ホンダがトヨタと並びハイブリッド王国であることはよく知られているところだ。国内の新車販売台数トップ10を見ればわかるように、売れているのはハイブリッド車か軽自動車。そうしたなか、いよいよ今年から日本でもダウンサイジングターボ車が登場する。

 先月追加されたスカイラインの2ℓターボのエンジン本体は、日産製ではなく提携先のダイムラー社製だが、燃費と走行性能を両立するモデルとして期待される。そして今月20日からはスバルレヴォーグが1・6ℓターボの発売を開始。さらにレクサスのSUV、NXも2ℓターボがラインアップされる。

 なぜ再びターボなのか、といえば、よく知られているように、比較的低コストで燃費を上げることができるからだ。ハイブリッドのように複雑なメカニズムや高度な技術、莫大な開発費がなくともできる。

 もちろん、ここにいたるまで、燃焼技術の進化、緻密な制御技術の発展などがあるにせよ、小さい排気量でも走行性能に大きな影響を与えるパワーが得られ、燃費もその小さい排気量に見合ったものだから、今後、日本車でもこのダウンサイジングターボが加速的に登場する。

 開発を急いでいるのはハイブリッド技術と同じようにトヨタとホンダだ。特にホンダは今後、小さいモデルはターボを使ったエンジンで燃費を稼ぐ方向にシフトしていく。

 昨年11月に開かれた〝ホンダミーティング〟と呼ばれるイベントで、3種類のターボエンジンを公開した。それは2ℓターボ、1・5ℓターボ、1ℓターボで、2ℓターボは来年日本に導入されるシビックタイプR用。これはパワー型のターボで2ℓで300㎰というスペック。

 これに対し、4気筒の1・5ℓターボと3気筒1ℓターボはVTECを使った新しい燃費型ダウンサイジングターボで、目標出力は1・5ℓが201㎰、26・5㎏m、1ℓターボは127㎰、20・4㎏mと発表されていた。

 つまり、1・5ℓは2~2・4ℓクラスエンジンのリプレイス用として開発され、1ℓは従来のNA車の1・5ℓクラスをカバーするエンジンとして開発されていることが明らかになっている。

 この注目の1・5ℓターボと1ℓターボがどの車種に積まれるのかがポイントだが、1・5ℓは登場が来年にズレ込んでいる次期ステップワゴンに載ることがほぼ決まった。そのために来年にずらしたという情報もある。そして1ℓターボも来年発売されるフリード/フリードスパイクに決まった。当初、フィットに1ℓターボの設定を計画したが、それはヨーロッパ向けで、日本ではハイブリッドのままでいく。

 販売台数を見てもフィットハイブリッドは1万台を突破、堅調に推移し、対トヨタハイブリッドに対しても価格的ハンディキャップはないに等しい。

 しかし、’11年に追加設定したフリード/フリードスパイクハイブリッドはNAモデルを含め今年4月は、2000台に満たない数字だ。

 フィットハイブリッドに比べ50万円以上高価で220万円以上ということもあるし、この価格帯になるとノア/ヴォクシー、ステップワゴンなど、2ℓクラスの人気5ナンバーサイズミニバンが手に入れられる価格帯となる。

 そのためにも次期フリードターボは価格的にNAモデルプラスα程度に抑える。それなら200万円以内で勝負できると踏んでいるわけだ。

arrenge2
ミニバンで重要なのはシートアレンジ。フリードは小さいながら、6人乗りと7人乗りの3列シートが売り。N-BOXタイプなら室内は広大になる。このサイズで7人乗りは貴重。次も6、7人乗りはある  

 ミニバンで重要なのはシートアレンジ。フリードは小さいながら、6人乗りと7人乗りの3列シートが売り。N-BOXタイプなら室内は広大になる。このサイズで7人乗りは貴重。次も6、7人乗りはある

 次期フリード/フリードスパイクのデザイン情報に関してはまだまだ断片的だが、輸出用シビックの背を高くした感じで、スタイリッシュなもの、という情報と、爆発的ヒットの軽ハイトワゴン、N-BOXのワイドバージョン的デザイン、という2種類の情報がある。

 どちらの可能性もあり、グローバルな展開ならシビック系のデザインに間違いないし、日本マーケットを主力に考えるなら、N-BOXワイドバージョンということもありだ。スズキもスペーシアとよく似たデザインのソリオを送り出し、フリード/フリードスパイクのNA、ハイブリッド4車種を合わせた数よりも1000台以上多い3000台近く売っている。

 N-BOXとプラットフォームは別になるだろうが、ハイト系のミニバンだったら、1ℓターボで1・5ℓクラスのサイズとなれば、ヒットは見込めるハズ。しかし、輸出は厳しいからデザインをどうするかは今後の情報を待ちたい。

 フリード/フリードスパイクがそのまま4タイプ残るかどうかも微妙なところで、1車種に整理される可能性も当然ある。1・5ℓNAモデルと1ℓターボの価格差が少なければ、ターボのみという展開もありそうだ。

 価格的にはやはり、180万~200万円というのが有力。

ホンダフリード/フリードスパイクターボ 予想スペック

全長 4300㎜
全幅 1695㎜
全高 1750㎜
ホイールベース 2750㎜
車両重量 1300㎏
エンジン 直列3気筒、直噴ガソリンターボ
排気量 1000㏄
最高出力 127㎰/6500rpm
最大トルク 20.4kgm/3000~5000rpm
JC08モード燃費 30.0㎞/ℓ
価格 180万円

最新号

ベストカー最新号

【2021年登場へ!】新型86/BRZ 衝撃デザインとその性能|ベストカー6月26日号

 ベストカーの最新刊が本日発売!  最新号では、トヨタとスバルのコラボモデル、86/BRZのモデルチェンジ最新情報をお届け。  そのほか、2020年5月15日にタイで発表された新型キックス、ハリアー、WRX S4限定車など注目車種の情報から…

カタログ