【ティアナ、レジェンド、ミラージュ…】音沙汰ないけどいいクルマの最新事情 5選


■三菱ミラージュ 2019年2月販売台数 235台

初代デビューは1978年の三菱ミラージュ。現行型は6代目にあたり、2012年8月に日本市場デビュー。三菱のタイ工場で生産される

 ミラージュが日本市場で復活を果たしたのは2012年6月のこと。

 ボディのダウンサイズを図り、Aセグコンパクトの世界戦略車に生まれ変わりました。

「微笑みの国」タイで生産され、日本には輸入車として導入。ガソリン車トップクラスの27.2km/Lの低燃費と99.8万円からの低価格を武器に、唐沢寿明の「乗って! ミラージュ」という強烈なインパクトを残すCMを展開するもイマイチ活躍の場を見いだせず……。

 2019年2月の月販台数は235台。2018年度で見ても2498台に留まり、アクアやフィットらライバルたちに大きな差を開けられています。

 ただ細やかに改良が施されており、2013年10月には、一部改良を実施し、装備と価格のバランスを図った新グレード「S」を追加。2014年12月には、従来の1Lの3気筒エンジンに加え、最上級車として、1.2Lの3気筒エンジン車を設定。

 2015年12月には、フェイスリフトを含む初のマイナーチェンジ。プレーンなグリルレスマスクから、グリル付きのオーソドックスなマスクへと変更し、エンジンも1.2L車のみに。低速域衝突被害軽減ブレーキを含む予防安全技術「e‐Assist」を標準化した上、さらにサスペンションやCVTの改良など全面的にブラッシュアップ。

 しかし残念なことに翌年に燃費偽装が発覚し、同年中に燃費修正。2017年8月に内装など細かい点の仕様を変更して現行型となっています。

 そんなミラージュですが、次期型は日産とのアライアンスによりマーチとプラットフォームを共用化する予定。フルモデルチェンジはやや先で、2021年以降と予想します。

■トヨタ スペイド 2019年2月販売台数 312台

2012年7月に、2代目ポルテの兄弟車(カローラ店とネッツ店の併売車種)として発売された

 トヨタがユニバーサルデザインを取り入れて開発した小型実用車が(このスペイドの姉妹車である)ポルテ。ワゴンのような全高を持ちながら3ドアのショートボディとし、助手席側のみスライドドアを設けるなどのユニークな構造が特徴。

 後席へのアクセスのよさと取り回しの良い小さいボディ、それでいて室内は広々という機能性の高さが、若いファミリーを中心に人気を博しておりました。デビュー時は。

 そのポルテ、順調に売り上げを伸ばしつつ、キープコンセプトとなる2代目が2012年7月に登場。

 そのときに初の姉妹車として用意されたのがスペイドです。ゆるキャラ風の愛らしいマスクのポルテに対して、スペイドはクールさを前面に打ち出しているのがポイント。やや強面で、軽自動車なら「カスタム系」といったところ。

 もちろん、デザインやグレード構成以外はどちらも基本的に同じ。

 デビュー3年後の2015年から細やかな改良が続けられ、商品力を高めています。

 主な改良点を紹介すると、2015年は1.3L車を廃止して1.5L車のみに。2016年はトヨタの衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」を全車に標準化するなど安全性能を向上。

 2017年には、スマートエントリー&スタートシステムなどを含む「スマートエントリーパッケージ」の標準化などを機能向上が図られています。

 毎年特別仕様車も設定し、販売拡大を狙うも、この2月の月販台数は312台と寂しい。ちなみに姉妹車のポルテは好調なのかと調べてみると、こちらも同月450台とパッとせず……。

こちらはポルテ。初代は2004年に発売。助手席側に大型のスライドドアを装備しており、乗降性はクラストップレベル

 ここまで販売数が低迷している背景には、2015年に登場した小型ミニバンの2代目シエンタや2016年登場の小型トールワゴンタンク/ルーミーの存在も影響していると見られます。

 使ってみると想像以上に便利なポルテ&スペイド。その発想と経験は、ジャパンタクシーにも影響を与えていると思えるだけに、この現状は非常に残念。これからの時代、年老いた親御さんを送り迎えする機会にこういうモデルがあると大変便利です。ぜひ一度試乗してみては。

 フルモデルチェンジの予定は今のところなし。ぜひ話題にしてあげてください!

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