■ホンダ レジェンド 2019年2月販売台数 37台
世界初の3モーターハイブリッドシステム 「SPORT HYBRID SH-AWD」を搭載したホンダのフラッグシップサルーンレジェンドは、2015年2月にフルモデルチェンジ。
独自の4WDシステムが生み出す鋭いコーナリングはスポーツカーを連想させるほど刺激的。
このシステムは同社のフラッグシップスポーツNSXにも採用されています。
2018年2月には初のマイナーチェンジを実施。
最大の変更点はフロントマスクのフェイスリフトで、大型ハニカムメッシュデザインを採用。同時にバンパー形状も改めることで、よりアグレッシブさを強調しています。
そんな改良型の発売から1年を迎えた2019年2月の月販台数はなんと37台!
あまりにも少ない。
ただホンダによると2018年2月~2019年1月の累計販売台数は1023台。改良型の年間販売計画は1000台を掲げていたので、なるほど目標達成といえます。ただ現行型発売時の月間販売計画は、300台であったことを思うと、ちょっと寂しく感じるのも事実。
営業目標と生産計画を立てて工場の稼働率を調整し、赤字にならないよう調整するのはとても大切なことです。レジェンドもきっと、「これくらい売れば損はしないだろう」という営業目標&販売計画なのでしょう。しかし月間37台はいくらなんでも少なすぎないか。もうちょっと目標を高く掲げて、そこを目指して挑戦したほうがよくないか。
もちろんそれにはお客さんがついてこなければならないわけで、それがいまのご時世とても難しいのは重々承知ですが……。高性能と装備を考えると、もう少し売れてもいいはずなんですけど……ね……。
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今回ピックアップした車両の多くは、昨今の市場ニーズの影響を受けて、シェアが縮小しているものが多かったのも事実。
特にA&Bセグメントの登録車は軽自動車の台頭により大きな影響を受けているし、セダン人気の低迷の中で高級サルーンはさらに輸入車とも競合するため厳しい現実に直面しています。
また生産地が海外となるクルマは需要と供給のバランスの問題もあり、事情により積極的な展開が行いにくいという面もあるようです。
ただ本企画にあげたクルマたちを見ていくと、決して特徴や長所がないわけではなく、それぞれの魅力があります。簡単に言うと知名度が不足しているから売れない…という面も大きいのではないでしょうか。
そんなわけで、当サイトではこういうクルマを今後もばしばし取り上げてゆきたい。
たとえ世間からの関心は薄くとも、自身のニーズにぴたりと符合するクルマもあるでしょう。世の中の流れに惑わされず、自身の目利きを信じてみてはいかがでしょうか。それこそベストな愛車選びに繋がるでしょう。
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