日産スカイラインとBMW3シリーズを公道試乗 運転が楽しいスポーツセダンはどちらだ!

  2014年2月に3.5LV6+モーターのハイブリッド車を先行発売し、6月にメルセデス製の2L直4ダウンサイジンターボを搭載した200GT-tを追加しモデルラインナップが完成した日産スカイライン。

 これでライバルと公言しているBMW3シリーズと商品ラインナップで肩を並べたわけだ。2台ともスポーツセダンを名乗るモデルだけにインプレッションを行いその走りの実力を検証を行った。

 まず試乗は2L直4ターボを搭載したスカイライン200GT-tとBMW320iから。試乗したグレードはスカイラインは新車価格が456万8400円の200GT-tタイプSP。BMW3シリーズは新車価格が504万円の320iスポーツだ。

 ボディサイズはスカイラインが全長4800×全幅1820×全高1450mm、車両重量1680kg。対してBMW3シリーズが全長4625×全幅1800×全高1430mm、車両重量1500kgとスカイラインのほうがボディサイズは大きい。

 そして装着しているタイヤはスカイラインが245/40RF19。BMWが225/50R17とスカイランのほうに攻めの姿勢が伺える。

  エンジンは共に2L直4DOHCターボで、スカイラインは最高出力155kW(211ps)、最大トルク350N・m(35.7kg-m)を発生し、BMWは最高出力135kW(184ps)、最大トルク270N・m(27.5kg-m)でスカイラインが大きく上回る。これで車両重量分は相殺されそうだ。そしていよいよ2台を乗り比べる。

スポーティセダンにふさわしいスカイラインとバランスの取れたイイセダンの3シリーズ

 まずはスカイラインから試乗する。操舵感のある重めのステアリング、19インチ40タイヤという偏平タイヤを装着しながらも路面からの衝撃をいなしつつ、トラクションのかかりが良い足回りはさすがスカイラインといったところだろう。

 重量の軽い直4エンジンのおかげでフロントの回頭性も良く、自分の思いのままのラインを通ることができる。搭載する2Lターボは低速からパワーバンドに入り、踏めば踏むほど加速していく非常に楽しいエンジンで、スポーツ走行が楽しめる。クルマの特性が変えられるドライブモードセレクターはスタンダードでも十分スポーツマインドを掻き立ててくれる。

 そしてBMW320i。足回りは良く動いて抜群の乗り心地を見せるが、スカイラインに比べるとスポーツ感が薄め。装着しているタイヤが17インチということもあるのだろうが、コーナー時のロール量も抑えていて全般的に乗り心地の良さが目立つ。

 エンジン特性も320iはエコ志向が強いせいか、アクセルに対して回転数の上がり方が緩やかなため、レッドゾーンになかなか達しない。同じエンジンでもパワフルな328iならば、印象が大きく違うのだろうが、320iはスポーツセダンというより凄く乗り心地の良いセダンという印象を強く受けた。

 今回試乗したスカイライン200GT-tとBMW320iの価格差は約50万円。しかしBMWはエコカー減税が100%減税に対してスカイラインは取得税60%、重量税50%なのでグッと縮まるが、スカイラインは万が一の事故を回避するエマージェンシーブレーキやPFCW(前方衝突予測警報)をはじめ全方位の世界最高水準の安全装備を装備する。スポーツ&セーフティというポイントで2Lモデルではスカイラインがリードしている。

 そして今度はハイブリッド車同士を比較する。グレードはスカイラインが350GTタイプSP。BMWはアクティブ3Mスポーツだ。スカイラインは世界初のダイレクトアダプティブステアリングを搭載し、ダイレクトでクイックな操舵感でスポーツドライブを演出。

 一方のBMWはこれぞBMWというしっとりした味付けの足回りはタイヤの仕事量がステアリングを通じてドライバーに伝わってくる。ハイブリッド車ではスポーティさはBMWで、スカイラインはラグジュアリーさを強く感じた。

 スポーツセダンの代名詞といえるBMW3シリーズに互角以上の走りを楽しませてくれた新型スカイライン。国産スポーツセダンの新しい時代が始まる。

 詳しくは日産スカイライン http://www.nissan.co.jp/SKYLINE/index.html

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