自然にボディの傷が復元する塗装もありました!
日産ではこれまでにも画期的な技術を開発し、実用化してきている。なかでも’07年8月、先代エクストレイルのデビュー時に採用された「スクラッチシールド」は白眉だった。ボディの塗装面についた細かい擦り傷やひっかき傷が時間の経過によって復元していくという世界初の塗装技術で、サファイヤブルー、バーニングレッド、ダイヤモンドブラックの3色に採用。
もともとは初代エクストレイルのモデル後期に登場した特別仕様車「スクラッチガードコートエディション」がその開祖。この時はまだ細かい擦り傷を従来の5分の1程度にまで低減し、ごく小さな傷お復元する程度だったが、これが大きく進化したのがスクラッチシールド。
通常のクリアコートに特殊な高弾性樹脂を配合して柔軟性を向上させており、樹脂の結合密度を高めることで塗装の強靭性をアップしている。
ちなみにこの技術は、NTTドコモが’10年に発売した携帯電話「N-03B」、’11年に発売されったビフレステック社の高級スピーカーにも採用されている。
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