BMW MINIの世界を徹底研究!!

■新型ミニクロスオーバー

マイチェンされたミニクロスオーバー。写真はクーパーSクロスオーバーだが、フロントグリルには従来型にはなかったクロームタイプのルーパーと深紅のSエンブレムがついてくるのが新型の識別ポイントとなる
マイチェンされたミニクロスオーバー。写真はクーパーSクロスオーバーだが、フロントグリルには従来型にはなかったクロームタイプのルーパーと深紅のSエンブレムがついてくるのが新型の識別ポイントとなる  

 欧州では「カントリーマン」の車名で販売されているクロスオーバーSUVミニだが、日本ではミニ全体の販売のなかでも約4割を占める人気モデルとなっている。今年4月のニューヨークショーではそのマイチェンモデルが発表され、今年7月から正式に欧州で販売が開始されている。

 エクステリアではフロントグリルの形状が一新され、前後バンパーの下部とサイドシルにはアンダーライドガイドを装着してSUVらしさが高められている。ボディカラーにはジャングルグリーンメタリックなどの新色が追加されたほか、オプションでミニ初となるピアノブラックエクステリア塗装が用意される。

 インテリアでは、スピードメーターやタコメーター用のダークカラーの文字盤が採用され、エアコンの送風口がクローム仕上げに変更され、より洗練した雰囲気にまとめられている。

 また、搭載する直4,1.6ℓ直噴ターボエンジンは、クーパーSクロスオーバーのみ従来型の184ps/5500rpmから190ps/5500~6600rpmへと少しだけパワーアップしている。そのほかのグレードでは特に変更はない。

 気になる日本導入の時期は今年秋ごろになりそう。

■新型ミニペースマン

同じくマイチェンを受けたペースマン。その内容はクロスオーバーにぼぼ準じていて、新しいボディカラーの設定やインテリアの変更、クーパーSペースマンのエンジン出力向上など
同じくマイチェンを受けたペースマン。その内容はクロスオーバーにぼぼ準じていて、新しいボディカラーの設定やインテリアの変更、クーパーSペースマンのエンジン出力向上など  

 続いてクーペスタイルを持つSUVのペースマンも今年7月から欧州でマイチェンモデルが販売開始となった。

 エクステリアの変更は大きなものではなく、ジョンクーパーワークスペースマンではグリル内に赤いルーバーが設置され、クーパーSペースマンにはやや歪んだ形状のSマークが取り付けられた程度。

 ボディカラーにジャングルグリーンメタリックなどの浸食が設定されたり、オプションでピアノブラックエクステリア塗装が用意されたりするのはクロスオーバーと同じだ。

 インテリアの変更についてもクロスオーバーのマイチェンモデルに準じた内容になっている。

 エンジンに関しても同様で、クーパーSペースマンの直4、1.6ℓ直噴ターボエンジンのみ、従来の184ps/5500rpmから190ps/5500~6600rpmへと変更されている。こちらも日本導入は今年の秋頃を予定している。

■新型ミニ5ドアHBモデル

 今年のミニの追加モデルのなかでも目玉となりそうなのがBMWミニ歴代初となる「ミニ5ドア」だ。すでにBMWの英国オックスフォード工場では生産が始まっており、今年10月から欧州での販売がスタートする。

 新型の3ドアから全長と全高を拡大し、室内スペース(3ドアから頭上空間で15mm、室内幅を61mm拡大)とラゲッジスペース(3ドアから67ℓ拡大した278ℓ)を向上。そのボディサイズは全長3982mm(クーパーSは4005mm)、全幅1727mm、全高1425mmと、3ドアより全長で161mm、全高で11mmサイズアップされている。

 ホイールベースは2567mmで、3ドアから72mm延長され、そのぶんを後席の居住スペースに充てているという。

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3ドアをベースに5ドア化。日本へは年内に導入予定。  

 また、3ドアの場合は後席の乗車定員は2名で、計4名だったのだが、5ドアでは後席の定員が3名となり、計5人となるのが大きな特徴だ。ファミリーユースにも充分対応でき、日本のコンパクトカーにとってもその存在は脅威となるかも。

 欧州ではエンジンは直4,2ℓターボと直3,1.5ℓターボ、さらに2種類のディーゼルエンジンが設定されるのだが、日本導入時にはガソリンターボの2種類となる可能性が高い。その日本導入時期は今年末となりそうだ。

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