■ホンダ NSXを2位にした評価基準は?
(TEXT/岡本幸一郎)
どうしてNSXがGT-Rよりも下なのか? という意味かと思ったら、ほかのみなさんが低いのに、なぜ僕だけ高いのか、でしたね……(苦笑)。
僕としては、この部門はGT-RとNSXの頂上対決で、半値以下のGT-Rが勝つと考えた次第です。
それは同じく超高性能でも、乗り比べてより凄みを感じさせるのはGT-Rのほうだし、これまで世界に与えたインパクトの大きさなど、存在価値の部分でも今のところGT-Rのほうが上だと思ったからです。
そのほか、たとえばレクサスのFモデルも完成度は極めて高く、男気を感じさせるところも好きなので評価は高めです。
高額車はやはりそれなりに魅力も見どころもあるので、必然的に評価も高くなりました。
■スズキ アルトワークスを4位にした理由は?
(TEXT/渡辺陽一郎)
「若い人達にも手が届く、安価なスポーツカーが必要」といわれるが、実践しているメーカーは少ない。ロードスターは楽しいスポーツカーだが、最も安いSでも250万円を超える。
その意味で注目されるのがアルトワークスだ。エンジンや足回りに専用のチューニングを施して、価格は5速MTが150万円少々に収まる。
車両重量は670kgと軽く、660ccターボの最高出力は64psだ。このスペックは、1970年代の初代シビックRS、KP61型スターレットなどに近い。
乗り心地は粗いが、軽快で運転しやすく、初心者からベテランまで楽しめる。この凄さはN-BOXに匹敵する。
■ホンダ S660の9位は評価低すぎじゃないですか!?
(TEXT/鈴木直也)
そもそも、S660とNSXを同じカテゴリーで順位づけしようとするのが間違いなんじゃないかな。
いくら、軽くコンパクトなクルマが好きなぼくでも、それだけでS660を上位にランクするのは無理というものです。
また、真面目な話をすると、ぼくはスポーツカーとしてはS660をあまり高く評価していない。
クルマには“適正サイズ”というものがあって、スポーツカーならロードスターあたりがミニマム。軽自動車枠にムリヤリ収めたS660には、ファニーカーとしての面白さはあっても、スポーツカーとしての魅力を感じないのです。
軽でスポーツするなら、ぼくは走りがいいアルトワークスのほうが健全だと思ってます。
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