「ヤバい!! いますぐなんとかしたい!!」ときには消臭スプレーを
汗臭いと感じたり、汗をかいた服のまま誰かをクルマに乗せなくてはならない……。そんな緊急事態には消臭スプレーを使用しよう。
シートの下やドリンクホルダー、やエアコンの吹き出し口に消臭剤を常備設置しておくのも対策のひとつ。消臭剤は汗の臭いを悪化させる雑菌も除去できる除菌効果をあわせもつものがお薦めだ。
ただし、一般的な消臭剤は臭いの発生源となっている成分を芳香成分で包み込んで隠すしくみなので、一過性の消臭効果しか得られない。やはり定期的な掃除は必須だ。
アナタの汗も臭っているかも!?
汗の臭いをシートなどに染み付かせない根本的な対策法は、臭くない汗をかける体をつくることだ。
汗の中には体内から排出されたミネラルや、アンモニア、乳酸が含まれている。これらの成分が臭いのモト。ただし、汗腺がしっかり機能していれば汗が出る前に汗腺からこれらの成分は再吸収され、汗には水分以外の成分がほとんど含まれなくなる。
つまり、臭わない汗をかくためには汗腺をしっかり機能させることがポイントとなる。
ちなみに、臭う汗の特徴は以下のとおり。心当たりがあるかをチェックしてみよう。「自分は大丈夫」なんて思っている人も、実は、周りの人に「汗クサッ!!」と思われているかもしれない。
□汗が渇くのが遅い
□汗が渇いた後に肌がべたついている
□色の濃いシャツを着て、乾燥した後に真っ白になる
臭い汗をかかないための対策法
汗腺の機能を高めるためには、日頃から汗をかくようにして、休んでいた汗腺を目覚めさせることが必要だ。
エアコンの設定温度の下げすぎ、扇風機やエアコンの風を直接体に当てると汗腺の機能が低下してしまうので、避けるようにしよう。
また、以下のようなことも汗腺の機能向上に効果的だ。
□運動をして汗をかく
□湯船につかって汗をかく
□体を冷やしすぎない
□レモンや梅干しなど、クエン酸の入った食べ物や飲み物をとる
□エアコンの利きすぎた部屋で長時間過ごさない
□過労、睡眠不足を避ける
ちなみに、過労、睡眠不足だったり、ストレスが溜まっていると汗腺の働きが悪くなるだけではなく、汗に疲労物質である乳酸が多く含まれ、さらに汗が臭くなる。
汗っかきではないと油断は大敵。大量に汗をかかない人でも臭い汗をかいているかもしれない。汗の臭いは自分では気づきにくいというのも厄介なところだ。「このクルマ、汗クサッ!!」と、思われないためにも、汗対策は万全にしておきたい。
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