コペンから見上げる満天の星空 オープンの醍醐味!

コペンから見上げる満天の星空 オープンの醍醐味!

 2014年10月18日(土)、長野県阿智村で新旧コペンオーナー向けの異色イベント、「PANORAMA DRIVE WITH ACHIMURA」が開催された。阿智村は岐阜県境に南部位置する、

〝もっとも星が輝いて見える場所1位〟の村(平成18年、環境省認定)。

ダイハツ初のファンイベント

 役所お墨付きの星空観賞スポットで満天の星空を観賞しながら、コペンのオープンカーとしての魅力を堪能しようというのが狙い。オフィシャルサイトを通じて申し込み、当選した96台の新旧コペンオーナーが参加した。

 イベントが行われたのは昼神温泉郷の中心に位置する朝市広場〝LOVE ACHIMURAエリア〟とスタービレッジ阿智の第6駐車場〝STAR DRIVEエリア〟の2カ所。阿智村村長のあいさつを皮切りにオープニングセレモニーがスタート。星空の解説を行う星空ガイドや生演奏するピアニストの紹介の後、コペンのチーフエンジニア、藤下修氏によるトークセッションが行われた。

阿智村のビューポイント、湯の瀬橋
阿智村のビューポイント、湯の瀬橋  

 オフィシャルサイトのスレッドに投稿された内容を元にトークショーは進み、ネットとリアルがリンクした開発者とオーナーたちによるダイレクトなコミュニケーションが実現。コペンで見たい景色を発表するパノラマドライブパーティも開催された。

 そして夕方からはSTAR DRIVEエリアに移動(抽選に漏れた人もLOVE ACHIMURAエリアに入場できた)。標高800mの場所で、メインイベントである日本一の星空観賞を行う。

 会場はステージに向かってコペンを扇形に並べるレイアウトで、どこか神秘的な雰囲気。日が落ちて一気に気温も下がってきたが、暖かいフードとドリンクでコペンオーナーをもてなすなど、スペシャルなサービスが満足度を高める。

 余談だが、今回の参加費は1組につき5000円。3000円分の阿智村限定地域通貨「スターコイン」やフード&ドリンクのほかに、限定グッズ(オリジナルのトートバック&ひざかけ)も配布され、充分もとがとれる計算だ。

☆コペンから満天の星空を見る感動の瞬間☆

 完全に日が落ちた18時過ぎ、一旦コペンのルーフを閉めるよう指示があり、会場内の明かりが落とされると、星空観賞会がスタート。司会者のカウントダウンに合わせてルーフを開けると……、眼前に広がる星空に思わずため息。

tophosizora のコピー

 星空ガイドがステージに上がり、アーティストによるピアノの生演奏と共に、星空解説がスタート。今年は天候に泣かされることが多かったそうで、なかなかこの日ほどの星空はお目にかかれないそう。

 レーザーポインターで夏の大三角形(こと座、わし座、はくちょう座)や秋の星座であるカシオペア座やケフェウス座の位置を示し、ていねいに説明を聞かせてくれる。運営スタッフやメディアを含めて会場にいる全員がロマンチックな気分に浸っている。

 漆黒の闇に浮かぶ無数の星空たち。コペンの特等席から見える星空はさながら360度のスクリーンというところか。星空をバックに集合写真を撮影し、全てのプログラムが終了。

  • 参加者たちは
  • 「星空解説がよかった」(三重県・男性)
  • 「星がキレイに見えた」(愛知県・女性)
  • 「食べきれないほど食べた」(神奈川県・男性)
  • と満足気。
  • またダイハツの次の提案に期待しますという声もあった。

 初代コペンは10年もの間、ユーザーに支持され続けた稀有なモデル。ダイハツは、その2代目のデビューに合わせて、今回のようなオーナーたちとのダイレクトなふれ合いを始めた。

 クルマを買ったらそこで終わりではなく、買ってからがスタート。コペンチーフエンジニアの藤下氏は「365日お客様とつながっていることが大切です。お金も時間もかかりますが、継続させていくのがダイハツの義務と考えています」と力説する。

 ダイハツは「LOVE LOCAL」をキャッチフレーズに、今後もダイハツ販売会社や自治体とリンクし、地域を盛り上げるイベントを作っていく予定だ。

 86といいコペンといい、趣味性の強いクルマの販売方法が変わってきた。  遊び方の提案が重視されるのは間違いない。

(photo&text/ゴリ奥野)

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