平成と様変わり!? 令和の人気車はどうなる?
令和の始まりを、「31年振りに人気車の動向をリセットするタイミング」と捉えると、直近の月間販売台数ランキングを見てもわかる通り、今後5年間は販売の主力が、ハイブリッド・コンパクトカー・ミニバンであることに変わりはないだろう。
また、今回のランキング対象には含まれていないが、軽自動車のハイトワゴン、スーパーハイトワゴンも販売の主力だ。
変化が始まると思われるのは5年後からで、2025年あたりにはトヨタをはじめホンダなども電気自動車に参入し、月間販売台数ベスト10にも電気自動車が入ってくるのではないだろうか。
そして、10年以上先となる2030年代に入ると、登場から15年以上の時間が経った燃料電池車も珍しいクルマではなくなるかもしれない。
ここ5年の大きな変化として予想されるのは、カローラとトヨタのディーラー再編だ。
カローラに関しては、2019年秋に3ナンバーサイズながら日本での使用に配慮した専用ボディのセダンとステーションワゴンが加わる。
現在のカローラスポーツを含めた3ナンバーカローラの仕上がり次第ではプリウスに影響を与える可能性もある。
さらに、しばらく5ナンバーサイズとなる現行のカローラアクシオ&フィールダーも継続販売される見込みとのことで、プリウスへの影響も含めカローラファミリーが販売台数ランキングの順位を上げることは充分考えられる。
また、トヨタのディーラー再編で、今後5年以内にトヨタ全チャネルでトヨタ全車が買えるようになる。
前述のカローラがさらに売れるようになるかもしれないことに加え、ディーラー再編に伴いヴォクシー三兄弟、アルファード&ヴェルファイア、タンク&ルーミーといった兄弟車は、1台に統合されることになるだろう。
例に挙げた兄弟車は合計すると月に1万台規模の販売台数を誇るだけに、統合されると月間販売台数ベスト10のトヨタ車率はさらに増えることが確実だ。
客観的に見ると“令和の人気車”は、トヨタと軽自動車が牽引することになると思うが、日本の自動車業界が華やかになるよう他社にも頑張ってほしいところだ。
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