2024年1月11日、KINTOが設立から5周年を迎えた。サブスクリプションのKINTO ONEが累計申し込み数10万件を突破したことが明らかになったのだが、これまでの同社の歩みなどを紹介しよう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/KINTO
【画像ギャラリー】サブスクのパイオニア「KINTO」が設立5年で累計申し込み数10万件を突破! 公式キャラクターも就任(13枚)画像ギャラリー■KINTOの歩み
KINTOは2019年1月に設立以降、同年3月に東京トライアルを開始した。7月にトヨタ6車種のラインナップで全国展開をスタート。翌2020年1月にはレクサス車も加わり、30車種超の取扱いに拡大。
さらに同年5月には5年/7年プランも加わった後も、KINTO専用車の追加や中古車サブスクの開始など、矢継ぎ早にサービスを拡充してきた。
また、サブスク以外にも、出先や愛車のメンテナンスなどに役立つグッズなどを提供する「モビリティマーケット」、すでに購入したトヨタ車とレクサス車をアップデートする「KINTO FACTORY」、旧車を楽しむコミュニティ「Vintage Club」など、モビリティにまつわるサービスを立ち上げてきた。
さらに、KINTOサブスク事業の将来形を親会社であるトヨタと一緒に考え、クルマ作りから検討し、クルマの進化と見守りを加えた「KINTO Unlimited」を2023年に新型プリウスでスタートしている。
■クルマのサブスク市場の拡大
クルマのサブスクの登場によって、日本でも着実にサービス認知が広がっている。KINTOによれば、同社利用者の年代構成では、18~39歳が全体の4割を占めているという。
また、同社実施の「Z世代のクルマに対する意識調査」では、クルマの保有形式に「サブスク」を検討したいと答えたZ世代(18~25歳)が、都内58.6%、地方37.8%となり、年々増加している傾向にあるとのことだ。
自動車メーカー系で先陣を切って「クルマのサブスク」を開始したKINTOだが、その後は各メーカーや自動車関連業界のさまざまな企業なども相次いで参入。同社はサブスクサービスの普及と発展のため、今後も市場を一緒に作って盛り上げていきたいという。
KINTOの小寺信也代表取締役社長は「ゼロからの立ち上げとなり、サービスの普及には時間がかかりましたが、取扱い車種の拡大をはじめお客様のご要望を元にしたサービスの改善を続けた結果、昨年末で累計お申込み数が10万件を超え、多くの方にお選びいただけるまでに成長することができました。電動化や自動運転など、技術革新が進む中でクルマの概念は大きく変わろうとしています。 “モビリティプラットフォーマーのトップランナーとして”、時代の変化に呼応した価値を常に提案すべく、新たなサービスの企画・開発・投入も行い、次の5年もよりよいモビリティサービスを世の中にお届けできるようまい進してまいります」とコメント。
コメント
コメントの使い方2024年夏には、「スバル」でも新車を対象にして、kintoを始めるようです。
今後は、車を所有するのではなくて、車をサブスクで借りて乗り換えていくのがマストになるのでしょう。
高齢化して、運転することをやめたときの、車の処分というときに手間がかからないと言えば、その点では気楽だといえるかもしれないです。