普通車の料金は通常の1.65倍の料金が妥当!
つまり、現金利用の場合、普通車は通常1300円のところ2300円、軽・二輪は1070円が2070円という。といっても現時点では「検討中と報道された」だけなので、あれこれ細かく指摘するのも無意味なのだが。
ETC利用車に関しては、少なくとも「日中は通常の1.5倍」とか「2倍」とか、倍数にすべきだ。それだって充分にわかりやすい。
ただ、普通車の料金を通常の2倍にすると、大型車を超えて特大車(普通車の2.14倍)に迫る水準になる。それはさすがに高すぎるんじゃないか。私としては、大型車の水準(普通車の1.65倍)あたりが適当ではないかと考える。
今回の1000円値上げ報道から、国や東京都が考えているロードプライシングのレベルを推測すると、この1.65倍くらいではないかという気もする。仮にこれが実行された場合、首都高の渋滞はどうなるか?
首都高の車種ごとのおおまかな利用比率は、軽・二輪が1割、普通車7割、中型車1割、大型1割(+特大車2%)だ。
大会期間中は首都高の利用を控えるように事前のアナウンスを実行しつつ、計8割を占める普通車と軽・二輪の料金を1.65倍にすれば、狙いどおり通常より2〜3割交通量が減って、ほぼ渋滞フリーになるのではないか。そのぶん一般道の渋滞がどれくらい悪化するかは心配だが。
日曜日の首都高は平時に対して約2割交通量が少なく、非常にスムーズに流れる。渋滞はごく一部でしか発生しない。それくらいだと思えばいい。
日曜日の首都高は、電車利用の半分程度の所要時間で移動できる。新宿から羽田空港まで20分くらいしかかからない。オリンピック期間中の大渋滞を懸念するシミュレーションもあるのだが、私は楽観的だ。
オリンピック会場には一般客用の駐車場なんて用意されないから、クルマで見に行く人はいない。私は、関係者が「大渋滞の発生が懸念される」と言っているのは、危機感をあおるための作戦だと思っている。
オリンピック期間中は、ロードプライシングを含め、どんな交通規制だって実行可能だ。この管理大国ニッポンで、大会関係車両が渋滞で困惑するような事態はあまり考えられないし、そんな不手際があっちゃいけないだろうと思うのだが……。
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