アウディA6とボルボXC90 愛され続けて約150年の超名門の真価は!??

■愛され続けて8代目!! 150年目のアウディA6は極上のスポーツサルーン!!

(TEXT/編集部、撮影/西尾タクト)

 1968年にデビューしたアウディ100を起源とするアウディのDセグスポーティサルーンは、今回、3月20日より日本国内で販売が開始された「A6」で8代目となった。セダンのほかにステーションワゴンのアバントも同時に発売を開始している。

3月20日より日本国内で販売が開始された新型A6は、旧来のアウディ100時代からカウントすれば8代目となる

 ボディサイズは全長4950mm、全幅1885mm、全高1430mmでホイールベースは2925mm。ガッチリとしたカタマリ感のあるフォルムとシャープでエッジの効いたサイドラインがスポーティな雰囲気を醸し出す。

 サイズ的にはBMW5シリーズやベンツEクラス、国産車だったらクラウンよりもほんのちょっと大きなサイズ感。

スッキリと上質な印象のインテリア。ブラックを基調とした色遣いは上質感とスポーティさを感じさせる。エアコンやオーディオ類の操作はセンターコンソール部のタッチパネルで行う。押した感覚や設定を変更した際の操作感を感じさせるタッチで、運転中にも違和感なく操作可能

 今回の試乗車はV6、3Lターボに48Vマイルドハイブリッドを組み合わせたパワートレーン。

 なにしろ340psの最高出力で51.0kgmの最大トルクを1370rpmから叩き出しているから、1880kgもある車体だって軽々と加速する。

前席はほどよいホールド感がある。後席空間は余裕

 停車中はスッとアイドリングストップをし、ブレーキペダルを離すとマイルドハイブリッドモーターがキュッとエンジンを始動しながら発進をアシスト。

 タウンスピードでもスムーズで快適なドライブが可能なのだ。

V6、3Lターボは340ps/51.0kgmでとてもパワフル。48Vマイルドハイブリッドが組み合わされ、発進時や加速時にモーターがアシストする

 ダイナミックオールステアリングホイールは後輪を60km/h以下で最大5度の逆位相、60km/h以上では最大1.5度の同位相に操舵するのだが、特に「4WS」を意識させるような動きはなく、スムーズに違和感なく車体の動きを制御する。

 ベンツやBMWとは“違う”スポーツサルーンを味わうなら、A6の存在を忘れてはならない。

ウエストラインにシャープなエッジを効かせたボディはスポーティでエレガント。サイズ的にはクラウンよりもほんのちょっと大きい
こちらは同時に販売が開始された「アバント」

〈アウディA6ラインナップと価格〉
●A6セダン55 TFSIクワトロSライン…1006万円
●A6セダン55 TFSIクワトロデビューパッケージ…920万円
●A6アバント55 TFSIクワトロSライン…1041万円
●A6アバント55 TFSIクワトロデビューパッケージ…955万円

〈アウディA6セダン 55TFSIクワトロ 主要諸元〉
・全長:4950mm
・全幅:1885mm
・全高:1430mm
・ホイールベース:2925mm
・車両重量:1880kg
・エンジン:V型6気筒DOHCターボ、2994cc
・最高出力:340ps/5200-6400rpm
・最大トルク:51.0kgm/1370-4500rpm
・トランスミッション:7速DSG
・サスペンション:ダブルウィッシュボーン/ダブルウィッシュボーン
・タイヤサイズ:245/45R19
・JC08モード燃費:12.3km/L
・価格:1006万円

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