■サブスクへの若者の意識は変わっているようだが……
本調査の目的には「若者のクルマ離れ」をめぐり、10〜20代の運転免許の保有者数がここ10年で1割以上も減少している現状がある。今回の調査では、こうした「若者のクルマ離れ」について、都内在住のZ世代の半数が自覚を持っている一方、過去の調査結果と比べると、年々減少傾向にあることがわかった。
「将来的にクルマがほしい」という意向を持つZ世代が都内で7割、地方で8割と高水準にある状況も踏まえると、「若者のクルマ離れ」という事実はあるものの、クルマに対するZ世代の意識は一定数ポジティブになっている現状もある。
さらに、もうひとつの注目すべき点は「クルマのサブスク」に対する見方であり、「将来的にクルマがほしい」という意向を持つとともに「クルマのサブスク」を認知しているZ世代のうち、都内で8割超、地方で7割超が次のクルマの保有形式として、「クルマのサブスクを検討したい」という意向を示している。従来までの調査結果と比較すると、この傾向は年々強まっていることが判明した。
一方、将来的にクルマがほしい意向を持つZ世代が検討している保有形式は、都内では「ローン(残価設定型)」、地方では「現金一括購入」が圧倒的で、「サブスク」は1割程度にとどまっている。サブスクを知っている一部のZ世代から支持を集めても、大勢を占めるまでは至っていないのが現状のようだ。
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