KINTOは2024年3月12日、「Z世代のクルマに対する意識比較調査」の実施結果を公表した。その結果、将来的にはクルマが欲しいと回答したZ世代は都内で7割、地方で8割にのぼったことが判明した。詳細について紹介しよう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/KINTO
■都内・地方ともに、Z世代の約7割が「運転が好き」
調査は普通自動車免許を持っている東京都内在住のZ世代(18〜25歳)314名と、地方(政令指定都市がない県)在住のZ世代(18〜25歳)306名を対象に、2022&2023年と毎年続けている「Z世代のクルマに対する意識比較調査」を実施。
調査方法はIDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査で、調査期間は2024年2月14〜同年2月16日まで。
まず、「Q1.あなたは、自動車を運転することが好きだと感じますか。」と質問したところ、都内在住は「とても感じる」が27.3%(2023年調査:33.6%)、「やや感じる」が38.9%(31.5%)となった。
これに対して地方在住は「とても感じる」が25.9%(30.7%)、「やや感じる」が40.5%(41.2%)との回答となり、都内および地方ともに約7割が「運転が好き」という結果が判明した。
続いて「Q2.あなたは、「若者のクルマ離れ」と聞いて、自分自身のことだと感じますか。」と質問したところ、都内在住は「とても感じる」が17.2%(2023年調査:23.0%)、「やや感じる」が34.1%(34.2%)と回答。
地方在住は「とても感じる」が10.8%(9.7%)、「やや感じる」が23.2%(24.5%)との回答に。このうち、都内在住については半数超(51.3%)が自覚を持つ一方、2022年は65.1%、2023年は57.2%と推移しており、年々減少している傾向が明らかになった。
■地方は都内より10ポイント高い半数超が「クルマが欲しい」
続いてQ3で「自分名義の自動車を所有していない」と回答したユーザーに、「Q4.現在、自分名義の自動車が欲しいと思いますか」と質問したところ、都内在住は「非常に欲しい」が14.6%(2023年調査:14.2%)、「やや欲しい」が29.6%(31.3%)と回答。
地方在住は「非常に欲しい」が18.3%(24.7%)、「やや欲しい」が36.5%(36.2%)との回答となり、地方では、都内より10ポイント高い半数超が「自分名義の自動車が欲しい」という意向を持っていることが判明した。
また、Q4で「現在、自分名義の自動車が欲しい」と回答したユーザーに、「Q5.あなたが、現在、自分名義の自動車を所有していない理由として、当てはまるものを教えてください」(複数回答)と質問したところ、都内在住は「家族のクルマで間に合うから」が36.4%、「自動車の価格が高いから」が35.2%と回答。
地方在住も「家族のクルマで間に合うから」が39.1%、「自動車の価格が高いから」が33.3%との回答となり、上位を同じ理由が占める結果に。
■都内は約7割、地方は約8割が「将来的にクルマが欲しい」
また、「Q7.あなたは、将来的に自動車を欲しいと思いますか」との質問したところ、都内在住は「とても思う」が31.2%(2023年調査:35.1%)、「やや思う」が37.6%(31.5%)、地方在住は「とても思う」が44.8%(52.7%)、「やや思う」が33.3%(30.6%)との回答となり、「将来的にクルマがほしい」と考えているZ世代は都内で約7割、地方で約8割と高い水準にあることがわかった。
さらに、「Q9.車を保有する方法として、購入やレンタカー、カーシェアではなく、諸経費が含まれた月々定額の利用料を支払って、3年や5年などの一定の利用期間だけ車を利用する持ち方「クルマのサブスク」サービスをご存知ですか」との質問には、都内在住は「知っている」が33.8%(2023年調査:29.4%)、「聞いたことがある程度」が37.9%(33.0%)と回答。
地方在住は「知っている」が30.1%(27.3%)、「聞いたことがある程度」が37.9%(42.4%)との回答となり、都内・地方ともに3割を超えるZ世代が「クルマのサブスク」を知っていることが判明した。
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